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軽井沢グルメを地元フーディーが厳選紹介! 今行きたい注目5店

  • 2026.7.2
Hearst Owned

東京から新幹線で約1時間。日本を代表する避暑地として親しまれている軽井沢は、冷涼な気候と豊かな自然に恵まれ、おしゃれなリゾート地として発展してきたことから、長期滞在はもちろん、デートやワーケーションの目的地としても人気。

ショッピングや自然散策に加え、近年は地元食材を生かしたレストランや個性豊かなカフェなど、食の魅力も注目を集めている。魅力あるお店が増えている今、軽井沢在住の料理家であり、フードプロデューサーの川上ミホさんに、この土地で暮らしているからこそ知る、とっておきの店を案内してもらった。

教えてくれた人
川上ミホさん
料理家、フードプロデューサー。国内外のフードシーンやライフスタイルに精通し、料理人・ソムリエとしての知識と確かな審美眼を軸に、商品開発、広告、雑誌でのレシピ提供など幅広く活躍中。豊かな自然環境での子育てと魅力的な教育方針の学校との出会いを機に、2020年軽井沢に拠点を構える。現在は東京との二拠点生活を実践中。
Instagram/@miho.kawakami.5

Miho Kawakami

“地元で人気”という言葉だけでは表しきれない、土地に根付いた店の魅力

軽井沢には、誰もが思い浮かべる観光地としての顔があります。歴史あるホテルや別荘地、美しい自然に囲まれた街並み。その魅力はもちろんですが、この町の豊かさは少し視点を変えたところにあると思います。

昔から、自然とともに穏やかに時間を過ごす文化が軽井沢にはありました。地域に暮らす人々や、長くこの土地を愛してきた別荘族の方々によって育まれてきた価値観が、今も街のあちこちに息づいています。

近年はそこに、料理人や職人、デザイナー、編集者など、ものづくりに携わる人たちも集まるようになりました。都市から少し距離を置き、自分たちらしいペースで働き、食べ、暮らす。そんな時間の余白が人々を魅了しているのだと思います。だからこそ、軽井沢の店には共通する空気があります。

土地の食材に向き合うレストラン、丁寧にパンを焼くベーカリー、好きなワインを紹介するバー、静かな時間を楽しむ喫茶店。どの店も流行や華やかさを競うのではなく、自分たちが大切にしたいものを自然体で表現しています。

今回ご紹介するのは、そんな軽井沢の日常に根ざした店ばかり。レストランやカフェを巡りながら、この土地が長い時間をかけて育んできた豊かさや美意識に触れていただけたらうれしいです。

Miho Kawakami

【発地(ほっち)】マノ

長野の自然を味わう、唯一無二の薪レストラン

軽井沢で特別な一軒を挙げるなら、まず名前が浮かぶのが「MANO(マノ)」です。2025年には「Destination Restaurants」にも選出され、全国から食通が訪れる注目店。軽井沢をはじめとした信州の自然や季節の豊かさを、一皿ごとに感じさせてくれるレストランです。

料理を手掛けるオーナーシェフの西本竜一さんはスペインで料理を学び、長年、野山を歩きながら自然の恵みと向き合ってきました。その経験があるからこそ、「MANO」の料理にはこのエリアの豊かな森の風景や季節がそのまま映し出されているように感じます。

Miho Kawakami

わずか8席のカウンターで贅沢時間を!

料理の軸となるのは薪火。野菜や山菜、きのこ、魚介や肉、ジビエなど信州の豊かな食材を丁寧に火入れし、その魅力を最大限に引き出しています。スペインで培った技術は薪火で炊き上げるパエリアにも生かされていて、香ばしさとうま味が凝縮したおいしさに感激すること間違いなし。

席はカウンターのみでわずか8席。目の前で薪火が揺れ、食材が料理へと変わっていく様子を眺めながら食事を楽しめます。食材やワインについて気軽に話が聞けるのもこのスタイルならでは。料理が出来上がる様子をながめながら過ごす時間も、この店の醍醐味です。

Miho Kawakami

きのこ愛を店に入る前から感じる!

店の入り口に飾られたきのこのオブジェも印象的。西本さんらしさを象徴するような存在で、料理にも長野で採れたきのこ(それも見たことないようなものまで!)が登場します。

種類によっては調理してそのものを食べるだけでなく、調味料やだしにすることもあり、きのこの魅力をさまざまな形で料理に生かしています。

季節が変われば食材も料理も大きく変わります。だからこそ何度でも訪れたくなる。信州の自然を味わうために、わざわざ足を運ぶ価値のあるデスティネーションレストランです。

Miho Kawakami

MANO(マノ)
住所/長野県北佐久郡軽井沢町発地553-3
営業時間/ランチ12:00~、ディナー18:00~ ※一斉スタート
定休日/火・水曜
Instagram/@mano_karuizawa

Miho Kawakami

【発地】スタンド フォグ

形時張らず、ワインと野菜のおいいしさを満喫できるワインバー

軽井沢で最近いちばんうれしかった新店。発地エリアの池を望む、落ち着いた場所に2025年にオープンしたワインバーです。

近年おしゃれな店が増えている軽井沢レイクガーデンのなかでも、特に肩の力を抜いて過ごせる一軒。

店主の森本浩基さんは、タイの名店「ガガン」や日本橋の「Caveman(ケイヴマン)」でソムリエを務めた経験の持ち主。

木をたっぷり使ったナチュラルな空間は洗練されているのに気取りがなく、居心地抜群で、ついつい長居したくなります。

主役のワインはフランスの生産者を中心にセレクトしたナチュラル系で親しみやすく、昼から飲みたくなるような、すっと体になじむ味わいが魅力です。

Miho Kawakami

シンプルに調理した、新鮮野菜のおいしさに舌鼓

ワインはもちろんですが、何より野菜料理がおいしい! 群馬県嬬恋村で農業を営む奥様が育てた野菜をシンプルに調理しているのですが、ポテトはほくほく、にんじんは驚くほど甘い。余計なことをしなくてもこんなにおいしいんだと、改めて素材の力を感じます。

ぜひ食べてほしいのが看板メニューのロールキャベツ。肉はあえてシンプルな味付けで、その分キャベツの甘みがぐっと際立っています。ワインを飲みながらゆっくり味わいたくなる、この店を訪れたら外せない一皿です。

Miho Kawakami

絵画のなかに潜り込んだかのような気分に!

明るい時間から営業しているのもうれしいところ。店内から湖を一望できるのも、この店の大きな魅力。

グラスを片手に景色を眺めていると、つい時間を忘れてしまうほど。軽井沢の自然を身近に感じながら、ワインと料理をゆっくり楽しめます。

「地元の人がふらっと立ち寄って、ワインを一杯飲んで帰る」。そんな日常使いができるお店を、待っていました! ぜひのんびりしに行って欲しいです。

Miho Kawakami

stand fog(スタンド フォグ)
住所/長野県北佐久郡軽井沢町発地342-110
営業時間/15:00-22:00
定休日/SNSをチェックして
Instagram/@stand_fog

Miho Kawakami

【御代田】ニド

ワインと薪火料理のビストロ

2026年にリニューアルオープンしたMMoP(モップ)は、アートや写真、食を通して豊かな時間を提案する軽井沢近隣の人気スポット。そのなかでも私がよく足を運ぶのが「NID」です。

店名はフランス語で「巣」や「隠れ家」という意味。その名の通り、肩の力を抜いておいしい料理とワインを楽しめる心地よいレストランです。

ここで味わえるのは、薪火を使ったフレンチベースの料理。コースだけでなく、シェアを前提とした料理が中心。気になるメニューを少しずつ頼みながら食事を楽しめます。

Miho Kawakami

薪火パワーで素材のおいしさを引き出す

薪火料理というと豪快なイメージがありますが、こちらの料理はとても繊細。薪火の香りをまとわせながら、素材本来のおいしさを引き出しています。

野菜は甘みや香りがぐっと際立ち、魚や肉も火入れが絶妙。一皿ごとに料理人の技術と素材への敬意が感じられます。どの料理もワインとの相性がよく、ついあれもこれもオーダーしたくなります。

ワインのセレクションにもかなり力が入っていて、料理と合わせながら楽しむ時間は格別。

Miho Kawakami

日常の延長線上にあるレストラン

ダイニングに漂う薪火の香りもごちそうのひとつ。MMoPの庭や建築と呼応するような開放感のある空間で、おしゃべりしながら料理をシェアしていると、食べることは豊かな暮らしの大切な要素なのだと改めて感じます。

ガストロノミーのような特別な日の店ではなく、上質なのに気取らない。軽井沢近郊エリアでゆっくり食事を楽しむにはぴったりなレストランです。

NID(ニド)
住所/長野県北佐久郡御代田町馬瀬口1794-1 MMoP内
電話番号/0267-46-9402
営業時間/ランチ 11:30〜14:00(L.O)、ディナー 17:30〜19:30 最終入店 ※ディナーは予約制
定休日/火曜
Instagram/@nid_restaurant_


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【追分】飯箸邸

素材のおいしさを生かした、体喜ぶイタリアン

軽井沢で誰かを連れて行きたくなるレストランのひとつがここ「飯箸邸」です。追分の豊かな緑に囲まれた一軒家レストランで、かつて「ドメイヌ・ドゥ・ミクニ」として親しまれた場所に2024年オープンしました。

料理は素材の持ち味を大切にしたイタリアン。その時季においしい食材を積極的に取り入れ、季節の移ろいを感じられる一皿に仕上げています。軽井沢や信州の恵みを生かした料理はどれも滋味深く、素材のおいしさがまっすぐ伝わってきます。

前菜からパスタ、メインまでどの料理も丁寧な仕事が感じられ、派手さではなく確かなおいしさで満足させてくれるのがこの店の魅力。食材に合わせた火入れや味付けも絶妙で、何を頼んでも安心して楽しめます。

Miho Kawakami

シーンによって使い分けできる、心地よさ

特別な日のコース料理はもちろん魅力的ですが、アラカルトにも柔軟に対応してくれるのもうれしいところ。パスタや前菜を中心に、その日の気分に合わせて自由に楽しめるので、何度も通いたくなります。

さらに朝食営業をしているのも貴重な存在です(現在は休止中。再開はSNSで案内予定)。お気に入りはハムがたっぷり入ったパニーニ。シンプルですが満足感があり、一日の始まりを気持ちよく迎えられます。

Miho Kawakami

魅力は料理だけにあらず! 接客も心にしみる

そして私がこの店を好きな理由は、料理だけではありません。スタッフの皆さんがとても温かく、程よい距離感で接してくれます。

格式あるレストランの安心感がありながら、初めてでも肩肘張らずに過ごせます。緑に囲まれた落ち着いた空間で、旬の食材を使った料理をゆっくり味わう。おいしい料理と心地よいもてなしがそろった、軽井沢らしい豊かな時間を過ごせる一軒です。

Miho Kawakami

飯箸邸(いいはしてい)
住所/長野県北佐久郡軽井沢町追分46-13
営業時間/11:30~15:00、18:00~23:00
電話番号/080‐3752‐1184
定休日/月曜、月1回連休あり(SNSをチェックして)
Instagram/@iihashitei_karuizawa


Miho Kawakami

【御代田】ツブ

気持ちよい空気のなか、炊き立てごはんに舌鼓!

軽井沢近郊エリアでおいしいごはんが食べたいときに真っ先に思い浮かぶ一軒です。前出の「NID」同様、MMoP内にオープンした「tsubu.(ツブ)」。羽釜で炊き上げるごはんを中心に、地域の生産者が育てた食材で作る季節の定食が楽しめます。

実は軽井沢には、ごはんそのものを主役にしたお店が意外と少ないんです。だからこそ、炊きたてのごはんをしっかり味わえる存在はとても貴重。

ひと口食べるとお米の甘みがふわっと広がり、改めてごはんのおいしさを実感します。定食に添えられるおかずも季節感たっぷり。その土地で採れたものを、その時季らしく味わえるのがうれしいです。

特別なごちそうではないけれど、毎日でも食べたくなる。こんな日常が続いてほしいなぁ~と、思わせてくれる味。

Miho Kawakami

食事だけでなく、調味料や生活雑貨も購入できる!

朝から営業しているのもありがたいポイント。軽井沢やその近郊エリアで気持ちのいい朝を過ごしたい日にぴったりです。

さらに店内ではスイーツやお茶、調味料、生活道具も販売。「食べる」だけで終わらず、地域の作り手や暮らしの風景を伝えてくれる場所。この自然豊かなエリアの日常に触れたい人にこそ訪れてほしい一軒です。

tsubu.(ツブ)

住所/長野県北佐久郡御代田町馬瀬口1794-1(MMoP内)
営業時間/8:00〜17:00
定休日/火曜日
Instagram/@tsubu.miyota


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