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【完飲必至】雨のすすきので最高のお出汁に溺れる。「きしめんのきじや」で極上夜食

  • 2026.6.27

夜のすすきので空腹

ネオンがまたたく札幌すすきの。

誰もが「とりあえずビール」と叫ぶこの不夜城において、お酒を飲まずに純粋かつ強烈に美味い夜食を胃袋に叩き込みたい夜がある。

雨が降りしきる冷たい夜、凍える身体を救うべく暖簾をくぐったのは、知る人ぞ知るきしめんの聖地であった。

出典:リビング札幌Web

雨に濡れた千両ビルで、白い暖簾に吸い込まれる

冷雨が容赦なく体温を奪うすすきのの夜。

避難所を探すようにたどり着いたのが、千両ビル1階にある「きしめんのきじや」である。

暗がりに浮かび上がる小粋な灯籠と、清々しい白い暖簾。

その佇まいは、まるで「まぁ寒かったろう、入りなさい」と無言で語りかけてくるかのようだ。

一歩足を踏み入れれば、そこは楽園。外の寒さをあざ笑うかのような温かい空気と、濃密な出汁の香りが旅人を優しく招く。

出典:リビング札幌Web
場所柄、インバウンドにも対応
ほっとする、きれいな店内

生麺から茹で上げる、ツヤツヤの曲線美に身を委ねる

席につき、どれも魅力的で注文を迷ったが「かしわ」を召喚する。

この店の流儀は、注文を受けてから生麺を茹で始めることだ。

ファストフード全盛の時代に、この「待つ時間」こそが最高のご馳走である。

やがて目の前に現れたきしめんは、一目見てタダモノではないと確信する。

箸で持ち上げると、驚くほどツヤツヤと輝き、幅広の麺が艶めかしい曲線美を描く。

口に滑り込ませれば、もっちりとした官能的な弾力と圧倒的な喉越し。

茹でたての生麺だけが持つ、本物の実力を見せつけられる。

出典:リビング札幌Web
出典:リビング札幌Web
出典:リビング札幌Web

一滴の残存も許さない。五臓六腑を歓喜させる「魔性のお出汁」

しかし、本当の主役はスープ、いや「お出汁」かもしれない。

美しく透き通ったお出汁を一口すすった瞬間、脳内に美味の衝撃波が走る。

丁寧にひかれたことが一発でわかる奥深い香りと、気品溢れる旨味。冷雨で凍りついていた身体の細胞が、一斉に歓喜の声を上げて目覚めていく。

あまりの素晴らしさに、レンゲを動かす手が止められない。これはもはや液体ではなく、飲むパワースポットである。

この透明感よ
そしてもちもちツルツル

もはや主食レベル。ゴロゴロ乱舞する道産鶏の底力

さらに特筆すべきは、レンゲの上に文字通り「ゴロゴロ」と肉厚に鎮座する道産鶏もも肉だ。

オマケ程度のチャーシューとはわけが違う。

一切れが驚くほどジューシーであり、噛み締めれば北海道の大地を感じさせる鶏の野生的な旨味とコクが口いっぱいに炸裂する。

この脂と旨味がお出汁にハイブリッドされることで、スープはさらなる高みへと爆発的な進化を遂げる。

鶏肉ときしめんの、完璧すぎるマリアージュがここにある。

出典:リビング札幌Web

ノンアルコール極上夜食。すすきのの良心に乾杯

無我夢中で箸を動かし、気がつけば器の底の美しい「すり鉢模様」とご対面。

一滴のスープすら残さず完飲してしまった。

綺麗に空っぽになった丼こそが、この一杯に対する最大の賛辞である。

すすきのという巨大な酒場で、お酒を飲まずともこれほど温かく、胃袋と魂を全肯定してくれる食事処があるのは、奇跡であり、ありがたい限りだ。

冷え込む夜の終わりに、極上の温もりをチャージできる隠れ家。

次回もまた、このお出汁に溺れるために足を運ぶことになるだろう。

出典:リビング札幌Web
お酒も楽しめます、一品きしめんをオーダーしてください
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