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「自分たちらしい『色』のある家に住みたいんです」。建築家・山田紗子を驚かせた住人力

  • 2026.6.26
住宅〈miyazaki〉の室内

施主の言葉

自分たちらしい「色」のある家に住みたいんです

建築家の言葉

色や家具で場を創造していく応用力に驚きました

「色が好きで、つい色のある家具を選んでしまう」と話すグラフィックデザイナー夫妻の住居です。新たな家に赤や緑の家具を持ち込むことも決まっていました。

設計を依頼された当時のご自宅に伺って驚いたのは、LDKの間取りに付随する居間や食堂といった役割をいったんなくし、「ここに洗濯物を積んでおけると便利」とか「ここで子供を遊ばせよう」と、場所を自分たちなりに再解釈して暮らしていたこと。家具やモノが空間を越境しても別にいいよね、という軽やかさに刺激を受け、間取りのない家を提案しました。

色鮮やかな家具と、赤い柱や黄色の階段などの建築要素とがフラットに混在する住宅〈miyazaki〉。

柱や階段といった建築要素に家具のような色をつけたことも大きな特徴。子供たちはおのおのの階段を居場所にして、楽しそうに暮らしています。建築や間取りというフレームの中にモノが従属する関係性ではなく、モノや色の個性が建築そのものをつくり得ること。色が建築を自由にしてくれること。彼らの「場を創造しながら住む力」には大きな発見と学びがありました。

profile

建築家:山田紗子

やまだ・すずこ/1984年東京都生まれ。山田紗子建築設計事務所代表。〈daita2019〉など代表作を紹介する個展が〈TOTOギャラリー・間〉で開催中(~7月12日)。作品集に『parallel tunes』。

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