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「お前が貯めた金で生活しろ」2人目妊娠中の妻に夫が放った暴言→何度も通帳を見て吐いたため息

  • 2026.6.26

産休が取れず貯金で繋いだ日々

2人目を授かったのは、上の子がまだ2歳になる前の春だった。働いていた会社は小規模で、産休制度がきちんと整っていなかった。

診断書を出しても「人が足りないから難しい」と渋い顔をされ、結局つわりが重くなった段階で退職を選ぶしかなかった。

本当はもう少し働き続けて、手当をもらいながら2人目の出産に備えたかった。

夫の手取りは決して多くなかった。家賃と保育料、光熱費を払えば、食費に回せる額はほとんど残らない。

私は独身時代にコツコツ貯めてきた預金を切り崩して、おむつ代やミルク代、自分の妊婦健診の自己負担分を賄っていた。最初の数ヶ月は「一時的だから」と言い聞かせていたが、月を追うごとに減っていく残高に胃の奥が冷えた。

夫は私の通帳の中身を知っている。家計の話はオープンにしてきたつもりだった。なのに、生活費を増やそうという話は一度も出てこない。

残高が3桁に迫ってきたある夜、夕食の片付けを終えてから、思いきって夫に切り出した。お腹はもうずいぶん膨らんでいて、夜中にトイレで起きる回数も増えていた。

「ちょっと足りなくなりそうなんだけど、来月は生活費を増やせない?」

「お前が貯めた金で生活しろ」

夫はスマートフォンから目を上げもせずに、こう返してきた。

「お前が貯めた金で生活しろ」

耳を疑った。聞き返すと、夫はようやくこちらを見て、面倒くさそうに繰り返した。

お前が仕事辞めたからその金で生活して当たり前やろと。

貯金は2人で何かあったときのために残しておくはずの最後の砦だった。それを当てにして生活費を据え置いていたのだと、その口ぶりで初めて理解した。

誰が子供を作ったと思ってるのか。あなたの収入が低すぎるから、私が独身時代の貯金を崩しているんじゃないのか。

喉まで出かかった言葉を、お腹の子のために飲み込んだ。大声を上げて泣きたい衝動と、これからの生活設計を組み直さなければという冷静な計算が、頭の中で同時に走っていた。

翌朝、通帳を開いてため息をついた。育休手当も出ない、産休手当も出ない、ただ崩していくだけの数字。

残った金額で、これからの出産費用と新生児用品をどう揃えるのか。電卓を叩く指が震えた。上の子のおさがりで使えるものを書き出し、最低限買い足すものだけを別の紙に並べた。

夫は何事もなかったように出勤していった。私は冷めた味噌汁の前で、声に出せない言葉を何度も口の中で転がしていた。

お腹の子に申し訳ない気持ちと、何も変わらない朝への徒労感が、味噌椀の縁にじっと張りついていた。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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