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「お疲れさま!」ずっと笑顔の素敵な同僚。だが、引き出しから見つけてしまった恐怖の写真

  • 2026.6.24
「お疲れさま!」ずっと笑顔の素敵な同僚。だが、引き出しから見つけてしまった恐怖の写真

部署の誰からも好かれていた、笑顔の同僚

同じ部署で3年一緒だった彼女は、誰に対しても柔らかい笑顔を絶やさない人だった。

後輩のミスを叱るところを見たことがなく、忙しい時期には残業して他のメンバーを手伝う。歓送迎会の幹事も率先して引き受け、休憩室では誰よりも先に挨拶を口にする。

新人からは「優しいお姉さんポジション」として慕われ、上司からも厚い信頼を寄せられていた。

私自身も入社当初に何度も助けられた相手で、彼女に対して不満を持ったことは一度もなかった。

「お疲れさま!」

朝の挨拶も、退勤の挨拶も、彼女から声をかけられない日はなかった。

声色はいつも上向きで、誰の名前を呼ぶときも同じ温度だった。

私はその挨拶を当たり前に受け取り、何の警戒も持っていなかった。

異変に気づいたのは、ある夕方だった。

会議室から自席に戻ると、彼女が席を外していて、引き出しが半分ほど開いたままになっていた。

落ちそうなファイルを押し戻そうと近づいて、何気なく中を覗き込んだ。

資料の束の上に、小さな写真が一枚乗っていた。

最初は彼女の家族写真か、社内イベントの記念写真だろうと思った。何気なく視線を落とした瞬間に、視界の中心が固まった。

見覚えのある顔

映っていたのは、社員証用の顔写真だった。

それも、私のものだった。

写真には「許さない」と書かれ、ばつ印がついていた。

指先から血の気が引いた。

同時に、廊下の方向から軽い足音が近づいてきた。咄嗟に引き出しを元の位置に戻し、自分の席に戻ろうとして振り向いた瞬間、目が合った。

彼女だった。一瞬、彼女の表情が止まる。気づかれなかったと判断したらしい。

次の瞬間、彼女はいつもの柔らかい笑顔に切り替えて口を開いた。

「お疲れさま!残業頑張ろうね」

声色も、目尻の下がり方も、3年間私が見てきたものとまったく同じだった。直前に引き出しの中で見たものと、いま向けられている表情が、頭の中でどうしても繋がらない。

何が原因で恨まれていたのかも、いつから写真が用意されていたのかも、分からなかった。社内のどこかで撮られた一枚なのか、人事資料から抜き取られたものなのか、思い当たる場所は無数にある。

その日のうちに直属の上司に相談し、翌週から席を離れた別部署に異動願いを出した。彼女と顔を合わせる機会は減ったが、廊下で笑顔の女性とすれ違うたびに、あの引き出しの中身が脳裏に蘇る。

今でも自分の社員証用の写真を見ると、画びょうの跡を探してしまう癖が抜けないままだ。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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