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「なんで勝手に開けてるの?」新築の挨拶もそこそこに2階へ駆け上がった義姉→寝室の引き出しを開ける音に固まった

  • 2026.5.12
「なんで勝手に開けてるの?」新築の挨拶もそこそこに2階へ駆け上がった義姉→寝室の引き出しを開ける音に固まった

玄関で止まらなかった足音

マイホームを建てて、初めて義姉夫婦を招いた日のことです。

リビングでゆっくりお茶でも、と思って前日から茶菓子まで用意していました。インターホンが鳴って玄関を開けると、義姉は遠出のときに使うような大きなキャリーケースを足元にどんと置いたのです。

「お邪魔しまーす」

挨拶はそこまででした。

義姉はそのまま靴を脱ぐと、案内を待たずに階段を駆け上がっていったのです。

とんとんとん、と軽い足音が頭の上を抜けていきます。義兄が困った顔で「ごめんね」と頭をかきました。

追いかけて2階に上がった私は、寝室の前で固まりました。

引き出しを開ける、あの乾いた音が中から漏れていたのです。

(なんで勝手に開けてるの?)

のぞくと、義姉はクローゼットの扉を開け、私の服を順番に手に取って眺めていました。

悪びれた様子はありません。間取りを見るのと同じテンションで、ベッド脇のチェストの引き出しまで覗き込んでいたのです。

夫の一喝で止まったかに見えた

「ちょっと、それやめてもらえますか」

声が震えました。義姉は驚いた顔で振り返りましたが、すぐに「いいじゃない、家族なんだから」と笑い飛ばしたのです。

私が引かないでいると、口調はだんだん尖っていきました。

言い合いになりかけたところに、階段を駆け上がってきた夫が割って入ったのです。

「どうかしたんだ!?」

その一喝で、寝室の空気はぴたりと止まりました。

義姉は黙って1階へ降りていき、その日はそれ以上、寝室の話は出ませんでした。

私もきつく言いすぎたかなと、しばらくは飲み込むことにしたのです。夜、夫は「姉貴も新築が珍しかったんだろう」と苦笑いを見せました。

けれど、それで終わりではありませんでした。

半年後、義姉が再びうちを訪れたとき、また同じことが始まったのです。挨拶もそこそこに、今度は2階の納戸まで開けて回っていました。私が止めようとすると「前も見たし大丈夫よ」と笑うのです。

夫はそのとき、もう何も言いませんでした。

リビングのソファで、画面に目を落としたままだったのです。

私の中だけで、あの一喝の意味がじわじわと薄くなっていきました。

何のために怒ってくれたのか、本当に味方をしてくれていたのか、新しい壁紙の白さがやけに眩しく見えたのです。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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