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夫「あのさ、言いにくいんだけど」→「それ、いつ決まったの?」子どもが産まれるタイミングで、家を建てた夫婦に起きたトラブルとは

  • 2026.6.23

着工目前の一言

お腹は、もう前に突き出すほど大きくなっていた。妊娠後期。子どもが産まれるタイミングに合わせて、夫と二人で家を建てると決めた。

土地を選び、内装も外装も、何度も図面を広げて話し合った。いよいよ着工という、その手前だった。

「あのさ、言いにくいんだけど」

夫が、妙に軽い調子で切り出した。

「母さんが新築の隣に中古見つけて引っ越すって」

一瞬、言葉が出なかった。新しい家のすぐそばに、義両親が越してくる。そんな話、一度も聞いていない。

「え、待って。それ、いつ決まったの?」

「この前、母さんが見つけたみたいでさ。いいだろ、近いと何かと助かるし」

考えるほど腹が立つ

土地探しの段階から、義両親には逐一報告していた。場所も、間取りも、全部知られている。それなのに、もう何も変えられないこのタイミングで、すぐ隣に越してくるという。

考えれば考えるほど、腹が立った。出産に集中したい時期に、どうしてこんな大事な話を、こんな軽い調子で持ってくるのか。涙が止まらなかった。

「お義母さん、週に何度も電話してくるよね。すぐ隣に住んだら、毎日来るんじゃないの」

「考えすぎだって。うちの親は過干渉じゃないから平気」

夫はそう言って取り合わなかった。でも私は、玄関を開ければ義母がいる毎日を、どうしても受け入れられなかった。

「この家は私たちの家」

「誰の許可もいらない、私たちだけの場所がほしいの」

声が震えていた。それでも、ここで折れたら一生後悔すると思った。

折れなかった結果

それから何度も喧嘩をして、何度も話し合った。私はただ一点、譲らなかった。

「近いのが助かるかどうかは、私が決めることでしょう。子育てするのは私なんだから」

「……でも、断ったら母さんが」

「あなたのお母さんに伝えるのは、あなたの役目だよ」

夫は長いこと黙り込んだ。やがて、観念したように立ち上がった。妊娠後期の私を前に、ようやく事の重さに気づいたらしい。後日、夫は自分の口で義母に、引っ越しの話は無しにしてほしいと伝えてくれた。

義母は最初こそ渋ったそうだが、最後は引き下がったという。隣に越してくる話は、そのまま立ち消えになった。

新居で暮らす今、私はストレスなく過ごせている。義両親とは、年に何回か会うくらいの距離。この距離感が、私たち家族には一番合っていると思う。

「あの時、折れなくて本当によかった」

赤ちゃんを抱きながら、心からそう思える。守りたかった境界線を、自分の手でちゃんと引けたのだ。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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