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「抱き癖がつくから早く下ろして!」初育児の嫁に昔の育児論を押し付ける義祖母。だが、義姉と夫の反論で表情が一変

  • 2026.6.21

初めての義実家

子どもが産まれて、初めて夫の実家に挨拶へ行った日のこと。慣れない場所のせいか、抱っこした娘はずっとぐずっていた。

「ごめんね、もう少しだからね」

初めての育児で、私はまだ何もかも手探りだった。

泣きやまない我が子を、ただ抱いて揺らすことしかできない。

それでも腕の中で少し落ち着いてくれると、ほっと息がもれた。

居間の奥の座椅子から、義祖母がじっとこちらを見ている。視線に気づいて、私は小さく会釈をした。

「よく泣く子だねえ。そんなに泣いて、何が言いたいの」

娘に向けた言葉は、どこか棘を含んでいた。

私は曖昧に笑って、背中をとんとんと叩き続けた。

古い育児論の押しつけ

すると義祖母は、今度は私のほうへ顔を向けた。

「抱き癖がつくから早く下ろして!」

その一言に、私は思わず手を止めた。出産した病院では、できるだけ触れ合いも兼ねて抱っこしてあげてくださいと言われていたのだ。

「でも、病院では抱っこしてあげてって…」

「昔はね、抱っこばかりしてたら甘えん坊になるって決まってたの。あなた、母親なんだから少しは厳しくしないと」

慣れない場所で、初対面に近い相手から重ねられる言葉。反論する勇気もなく、私はただ黙って腕の中の娘を見つめるしかなかった。何が正しいのか、自分の育て方を全部否定された気がして、胸の奥がきゅっと縮んだ。

その空気を破ったのは、隣に座っていた義姉だった。

かばってくれた二人

「おばあちゃん、それは古いよ」

「今は時代が違う、口を出さないの」

はっきりとした声に、義祖母は表情を変えた。

すると今度は、台所から戻ってきた夫が後を引き取った。

「育て方は家庭によって違うんだから、そっと見守ってよ。危ないときだけ口を出してくれたらいいから」

二人にきっぱり言われて、義祖母はばつが悪そうに視線を落とした。

「……まあ、あなたたちがそう言うならねえ」

そう小さく漏らすと、それきり育児への口出しはぱたりと止んだ。やがて居間には、お茶をすする穏やかな音だけが流れていた。

「無理しなくていいからね。抱っこしたいだけ、してあげて」

義姉がそっと、娘の小さな手を指でつついて笑う。さっきまで張りつめていた気持ちが、ほどけていくのがわかった。

一人で抱え込んでいた不安を、わかってくれる人がこの家にもいたのだ。

味方がいる。それだけで、こんなにも心強い。腕の中の娘も、いつのまにかすやすやと眠っていた。古い常識を押しつけられて縮こまっていた私の肩は、もうすっかり軽くなっていた。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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