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ママ友「私の従姉妹の親友、あの園長なんだ」異動した園長の嫌がらせをそっと打ち明けた直後、血の気が引いた

  • 2026.6.21

やっと話せると思った相手

子どもが通う保育園の園長から、私はずっと嫌がらせを受けていた。

持ち物に毎回しつこく難癖をつけられ、他の保護者がいる前でわざと嫌味を言われる。誰かに相談したくても、相手は園のトップだ。

話せば子どもに何かあるかもしれない。そう思うと、ずっと口を閉ざすしかなかった。

その園長が、上の子の卒園と同時に姉妹園へ異動した。

これでようやく、誰かに打ち明けられる。重い荷物を下ろせる気がして、私は少しだけ息をついた。

ある日の買い物先で、同じクラスのママに声をかけられた。

「久しぶり!元気にしてた?」

「うん、なんとか。実はちょっと、聞いてほしいことがあって」

誰にも言えなかった話を、ようやく外に出せる。私は声をひそめて、これまでのことをそっと打ち明けはじめた。

血の気が引いた一言

「前の園長先生に、けっこうきついことをされてて…」

彼女はうなずきながら、静かに聞いてくれていた。

だから安心して、もう少しだけ具体的に話そうとしたとき、彼女がふと、何かを思い出したように言った。

「私の従姉妹の親友、あの園長なんだ」

一瞬、頭が真っ白になった。

「えっ……」

「うん、すごく仲良いみたいで。よく名前聞くよ」

悪気のない、ただの世間話の口ぶりだった。

それがかえって、私の足元を崩していく。

今、私が話した内容は、彼女から従姉妹へ、従姉妹からあの園長へ、巡り巡って届くかもしれない。

「……あ、ううん、大した話じゃないの。ごめん、忘れて」

慌てて言葉を引っ込めたけれど、もう遅い。彼女も少し驚いた顔をしていた。買い物袋を提げる手に、じっとりと汗がにじんでいた。

お迎えの帰り道に

嫌な予感は、数日後に現実になった。

下の子のお迎えに行ったときのことだ。園庭の隅、植え込みの陰に、見覚えのある人影があった。異動したはずの、あの園長だった。

「どうして、ここに…」

声に出すこともできず、私はその場に立ちすくんだ。

園長は身を隠すようにしながら、こちらをじっと見ていた。すごい形相だった。挨拶をするでも、近づいてくるでもなく、ただ物陰から、私の様子を探るように睨み続けている。

目が合った気がして、慌てて子どもの手を引いた。心臓がいやな音を立てていた。

あの日、私が打ち明けた相手の従姉妹。その親友があの園長。細い糸が、見えないところで一本につながっていた。

世間は、思っているよりずっと狭い。誰が、どこで、誰とつながっているのか、本当のところは何もわからない。

あれ以来、私は園で誰かと話すたびに、その背後にいる顔の見えない誰かを想像してしまう。植え込みの陰から向けられた、あの視線の冷たさが、今も背中に張りついて離れない。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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