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サッカー日本代表、「W杯優勝」を今大会で実現するためのキーマン5名

  • 2026.6.12

森保一監督とともに臨む2度目にワールドカップで優勝を目指す日本代表「SAMURAI BLUE」。

昨今の戦いぶりから決して不可能とは言えないが、『最高の景色』を実現するためには幸運などを多くのものを手繰り寄せる必要があることもまた確かだろう。

そんな状況の中で、優勝のキーマンとなりそうな5名の選手を紹介する。

鈴木彩艶

2002年8月21日生まれ(23歳)

GK/パルマ所属

1人目は鈴木彩艶。おそらく今大会の日本代表メンバーの中で、個人として「世界一」になれる可能性がある唯一の選手だ。

代表歴が浅いなかで迎えた2024年のアジアカップでは、チームがまさかの準々決勝敗退に終わったこともあり多くの批判を浴びた23歳。しかし、同年夏に移籍したイタリアのパルマで悔しい経験も糧に成長し、いまや誰もが認める日本の“最後の砦”となった。

圧倒的なフィジカル面の素養に加え、浦和レッズ時代から積み上げてきた技術や判断力により、現代型のゴールキーパーとして、世界最高峰プレミアリーグのクラブからも注目されている。

国内ラストマッチとなった先日のアイスランド戦後、「(怪我から)復帰してから徐々に上がってきているので、まだまだ高めて、最高の状態で挑みたいと思います」と力強く語っていた鈴木。日本サッカー史上最強の守護神がいよいよ初のワールドカップの舞台に立つ。

冨安健洋

1998年11月5日生まれ(27歳)

DF/アヤックス所属

多くのサッカー選手にとって特別な大会であるワールドカップ。27歳の冨安健洋もまたこの大会にかける想いは誰にも負けない一人だろう。

富安は右太ももの怪我を抱えながらプレーした前回のカタール大会以降、長期の負傷離脱を何度も強いられてきた。左膝やふくらはぎなどを相次いで痛め、ついには2025年7月、アーセナルとの契約を解除して無所属に。

それでも、4年に一度の夢舞台に立つ気持ちを燃やし続け、2025年12月に板倉滉も所属するオランダの名門アヤックスへ加入。試合勘を徐々に取り戻し、ワールドカップで日本代表へ電撃復帰を果たしている。

アーセナルで試合に出ていた頃に比べると身体にみなぎるパワーは落ちた感があるが、逆に今の冨安には研ぎ澄まされ抜身の刀のような鋭さがある。日本が今大会で世界の頂点に立つためには彼の力が不可欠だ。

鎌田大地

1996年8月5日生まれ(29歳)

MF/クリスタル・パレス所属

現在の日本代表に最も欠かせない選手。それが鎌田大地だ。南野拓実や三笘薫、遠藤航を怪我で失ったチームだが、鎌田がいれば『最高の景色』を目指すことができる。

一時は所属のクリスタル・パレスで批判の的となっていた鎌田。しかし恩師オリヴァー・グラスナー監督のもと、ボランチとしてポジションを確立したことによりプレミアリーグで生きる道を見出し、チームの2年連続タイトル獲得(FAカップとUEFAカンファレンスリーグ)に貢献した。

前回のカタールW杯時に比べると、90分間ゲームに関わる力が飛躍的に向上。クラブで長く日本代表と同じ3-4-2-1のシステムでプレーしてきたこともあり、攻守において常に“危険なスペース”を見つけ出すことができる達人のような存在だ。

今季CL連覇を達成したPSGにポルトガル代表MFヴィティーニャがいたように、日本代表には鎌田がいる。「チームを勝たせられるMF」がいることは現在の日本代表の大きな強みだ。

前田大然

1997年10月20日生まれ(28歳)

FW/セルティック所属

欧州ではシーズン最後の大会ということで、コンディションは選手によってさまざま。その中で、前田大然が上り調子でワールドカップを迎えられることは日本にとってプラス材料と言える。

前回大会時はまだセルティックで古橋亨梧の陰に隠れる存在だったが、それでもドイツ戦、スペイン戦、そして自身W杯初ゴールを記録したクロアチア戦の計3試合に先発出場。前田が出場した試合で日本は無敗(2勝1分)だった。

異次元のスピードを持ち、しかも何度も連続して走ることができる前田のスプリントは、世界的に見ても稀有な能力。ほとんどの国が持っていないチームの大きな武器だ。

起用法次第では、怪我で不在となった南野、三笘、さらには遠藤の穴すらもピッチ上で埋めてしまいかねない前田。上田綺世を筆頭に日本にも楽しみなFWは多いが、稀代の韋駄天は今大会も日本代表のキーマンの一人となるはずだ。

中村敬斗

2000年7月28日生まれ(25歳)

MF/スタッド・ランス所属

最後の一人は伊東純也、堂安律、久保建英と非常に迷ったが、中村敬斗を推したい。25歳のサイドアタッカーは、昨年10月のブラジル戦と今年3月のイングランド戦、いずれも左ウィングバックとして先発し日本の勝利に貢献した。

中村はこの両試合でゴールとアシストを記録。前者は伊東のクロスをうまく合わせた巧みな同点弾であり、後者は高速カウンターから三笘とのパス交換で値千金の決勝点を導き出した。

左サイドで見せる個での打開力に加え、日本が得意とする右サイドの崩しからのフィニッシャーとしても優秀な中村。10代の頃からゴールの“型”を持った選手として知られ、その決定力を欧州の地でもいかんなく発揮している。

今季は2部へ降格したスタッド・ランスで不遇のシーズンを過ごしたが、その分、代表での集中力と爆発力は際立っていた。一つのゴールがすべてを決めるワールドカップの舞台で、自らの本当の価値を証明する準備は整っているはずだ。

筆者:奥崎覚(編集部)

試合だけでなくユニフォーム、スパイク、スタジアム、ファン・サポーター、カルチャー、ビジネス、テクノロジーなどなど、サッカーの様々な面白さを発信します。現場好き。週末フットボーラー。

画像提供:Getty Images

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