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W杯が人生を変えた!「2026年大会で評価急上昇」の6選手

  • 2026.7.22

スペインの優勝で幕を閉じたワールドカップ2026。48カ国が参加して行われた初の大会であり、これまでにないほどの数の選手がプレーした。その中には評価を上げた者も、あるいは下げてしまった者も…。

今回は『2026年ワールドカップでの戦いで世界的に評価を高めた6名のブレイクスター』をご紹介する。

アユブ・ブアディ

代表:モロッコ

現在の所属:リール

リーグアンで最も刺激的な若手の一人としてW杯に乗り込んだアユブ・ブアディ。しかし、大会を終える頃には「欧州トップクラブへステップアップする準備が整ったMF」となっていた。

現在18歳の彼は、フランスのユース代表を経験していたが、大会直前にモロッコ代表への鞍替えを決断。フル代表での経験不足も懸念されたが、モロッコは初戦のブラジル戦から彼を中盤の底に起用する賭けに出た。

ブアディは見事な冷静さでこれに応え、1-1のドローとなった一戦で86回のタッチと90%を超えるパス成功率を記録。プレッシャー下でのボール保持や推進力、守備でのインテリジェンスな判断は、瞬く間に世界中の注目を集めた。

すでにマンチェスター・シティが1億ユーロ(約172億円)規模の移籍を画策していると報じられているほか、レアル・マドリー、アーセナル、マンチェスター・ユナイテッドも関心を示している。この一ヶ月で最も価値を高めた選手の一人と言えるだろう。

ヨアン・マンザンビ

代表:スイス

現在の所属:アストン・ヴィラ

今大会で最も鮮烈なインパクトを残したブレイクスターといえば、ヨアン・マンザンビだろう。大会前、彼はフライブルクで好成績を収めた「ブンデスリーガの有望な若手MF」。しかし、スイスが快進撃を終える頃には、欧州で最も引く手あまたなプレーヤーへと変貌を遂げていた。

力強いドリブルを武器に、3ゴール2アシストを記録してチームの得点王となり、スイスにとって1954年以来となる準々決勝進出の立役者に。2025年6月に代表デビューしたばかりとは思えない落ち着きを見せ、スピードに乗った突破で中盤の裏を突いた。

大会終盤に膝の問題で離脱を余儀なくされたものの、その価値はすでに高騰。ニューカッスルも強い関心を示していたが、アストン・ヴィラが素早く動き、大会後にクラブ最高額の移籍金で獲得を決定している。

ヤン・ディオマンデ

代表:コートジボワール

現在の所属:RBライプツィヒ

ブンデスリーガですでに「危険なウインガー」として名を馳せていたヤン・ディオマンデだったが、W杯は彼の並外れた1対1の能力を世界に知らしめた。

サイドでボールを受けるたびに、迷わずディフェンダーへ仕掛けたディオマンデ。特にエクアドル戦のパフォーマンスは圧巻で、5つのチャンス創出、5つのタックル、そして10回以上のドリブル突破を成功させた。なお、開幕からの3試合で「10回以上のドリブル成功と10回以上のチャンス創出」を同時に記録したのは、今世紀のW杯では彼しかいなかったそうだ。

リヴァプール、バイエルン、PSGといったビッグクラブが注目するのも当然だ。ライプツィヒでの飛躍が一過性のものではないことを、彼は世界最高の舞台で証明してみせた。

中村敬斗

画像: (C)Getty Images
(C)Getty Images

代表:日本

現在の所属:スタッド・ランス

日本のファンにはお馴染みの存在だった中村敬斗だが、W杯でのパフォーマンスによってその国際的なプロフィールは飛躍的に高まった。

グループステージのオランダ戦で左サイドからカットインして得意の精度で決めた先制ゴールは、まさに彼の代名詞のようなプレーだった。続く試合でも鎌田大地のゴールをアシストするなど、決定的な仕事を遂行した。

この活躍を受け、フランス2部からのステップアップの噂は一気に加速した。エヴァートン、フラム、ボーンマスといったプレミア勢が関心を持っていると伝えられており、2150万ポンド(およそ45億円)という移籍金も報じられている。

ヴォジーニャ

国:カーボヴェルデ

無所属

40歳のヴォジーニャは、今大会で最も予期せぬヒーローとなった存在だ。初出場となったカーボヴェルデはあきらかに苦戦が予想されていたチームだったが、このベテランGKが歴史的な決勝トーナメント進出の立役者になった。

スペイン戦での驚異的なセーブ連発は世界に衝撃を与えた。アルゼンチン戦でも存在感を放ち、大会を通じて1試合平均4.5セーブを記録。鋭い反射神経と1対1での勇気、そして冷静な足技。瞬く間にカルト的な人気を博した。

また注目されたのは、彼がポルトガルのシャヴェスを退団して「無所属」の状態で大会に挑んでいたこと。しかし、この活躍が扉を開いた。チリの名門コロ・コロが交渉に乗り出し、インテル・マイアミからの関心も伝えられている。

グスタボ・プエルタ

代表:コロンビア

所属:ラシン・サンタンデール

フル代表での経験はわずかだったが、プエルタは瞬く間にコロンビア中盤の不可欠なピースとなった。スペイン2部のラシン・サンタンデールで充実したシーズンを過ごした22歳は、その勢いのまま代表でも躍動した。

ウズベキスタン戦ではボール奪取からルイス・ディアスのゴールを演出し、守備の激しさと冷静な配球を両立。中盤でセカンドボールを拾い続け、攻撃陣を自由に動かした彼のプレーは、実績のあるリチャルド・リオスからスタメンの座を奪うに値するものだった。

若くしてレヴァークーゼンやハル・シティで苦い経験をしたプエルタだが、今大会がその評価を塗り替えた。現在はポルト、ローマ、アタランタ、ビジャレアルといった面々が関心を示していると言われており、ステップアップの機会を今か今かと待っている。

※選出基準は、各選手の実績に基づきながら筆者またはメディアの主観的判断も含んでおります。

筆者:石井彰(編集部)
画像提供:Getty Images

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