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「今までで一番嬉しかったメッセージは?」彼の答えは、私も覚えていない一言でした

  • 2026.6.10
ハウコレ

休みの日、ソファに寝転んでスマホをいじっていると、ふと彼に聞いてみたくなりました。

「今までで一番嬉しかったメッセージは?」そんな質問に彼が答えたのは、記念日でも告白でもなく、私自身が忘れていた何気ない一言。どうしてそれが一番なのか、聞いても彼は教えてくれませんでした。

ふと聞いてみたくなった質問

その日は特に予定もなく、だらだらと過ごしていました。たわいない話をやりとりしているうちに、私はなんとなく彼に「今までで一番嬉しかったメッセージは?」と送ってみたのです。返ってくるのは、付き合った記念日のことか、はじめて気持ちを伝えてくれたときの言葉だろう。そんなふうに、私は勝手に予想していました。彼は少し考えているようで、すぐには返事が来ません。どんな思い出を選ぶのかなと、にやにやしながら画面を眺めていました。

返ってきた、覚えのない一言

しばらくして届いた彼の答えは、私の予想とはまるで違うものでした。彼が選んだのは、「あなたがいるだけで、こっちは結構助かってるよ」という、ずいぶん前に私が送ったらしい一文だったのです。

正直なところ、まったく記憶にありませんでした。思わず「えっ、そんなの送ったっけ」と返すと、彼は「あれに、すごく助けられたんだ」とだけ書いてきます。自分でも覚えていない何気ない一言。どうしてそれが一番なのか、私には見当もつきませんでした。

どうしてそれが一番なの

気になって「何かあったの?」と尋ねてみました。けれど彼は「いや、いつか話すよ」と書くだけで、それ以上は教えてくれません。いつもは何でも話してくれる人が、はぐらかすのです。

私はスマホを手にしたまま、天井をぼんやり見上げました。自分ではとっくに忘れてしまった言葉が、彼の中ではずっと大切にされていた。その事実が、くすぐったいような、少し照れくさいような気持ちにさせます。何でもないやりとりのつもりだったのに、と思うと、思わず笑ってしまいました。

そして...

結局、彼がなぜその一言を選んだのか、本当のところは聞けないままです。でも、無理に聞き出そうとは思いませんでした。いつか彼が話したくなったら、そのとき聞かせてもらえばいい。私が何気なく送った言葉が、誰かの支えになっていたのなら、それはとても嬉しいことです。これからも、かしこまった言葉より、こういう飾らないひとことを伝えていけたらいいなと思いました。あの日の彼の答えは、私にとっても忘れられない一つになりそうです。

(20代女性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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