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育児中のお母さんの「大丈夫」は大丈夫じゃない!? 数々の修羅場を掻い潜った結果【書評】

  • 2026.6.8

【漫画】本編を読む

身に沁みすぎて痛いくらいに共感できる「育児あるある」を、笑いと共に楽しめるコミックエッセイ『子育てしたら白目になりました』(白目みさえ)。

今回紹介するのは、お母さんの「大丈夫」の基準は、大きくズレているという涙ぐましいお話だ。

0歳と1歳、年子の子育てをしていたみさえさん。久しぶりに友達から電話がかかってくる。「久しぶり! 今大丈夫?」。みさえさん「大丈夫やで?」……とは言うものの。

おそらくお風呂上がり。服を着る間もなく、バスタオル一枚。荒れ放題のテーブルを片付けながら、ひとり遊び中の1歳に危険がないよう注意を向けつつ、足でゆりかごを動かし、0歳をあやすというハイレベルなマルチタスク中であった。

このシーン、申し訳ないが笑ってしまった。世間様へ取り繕う気など一切ないオープンな姿。このリアルさに120%共感のママも多いはず。

夕食も卵かけご飯を30秒で食べ、2時間連続で睡眠がとれたことを「奇跡的」と喜ぶみさえさん。お友達は「みさえ今…『健康で文化的な最低限度の生活』送れてないやんな…」と心配する。

しかしみさえさんは「母親に人権ってあるん…?」と衝撃発言(!)まで。

育児中のお母さんが口にする「大丈夫」はかなりギリギリのラインを必死に生きた結果、「これくらいなら(まだ)大丈夫(もっと修羅場を知っている)」という、ハイレベルな「大丈夫」なのである。今回も身に沁みました。

文=雨野裾

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