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東京でホテルダイニングの進化が止まらない! 最旬グルメトーク Vol.1

  • 2026.6.8
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美食の街・東京。日々新たな名店が誕生するこの街のグルメシーンを長年追い続けてきたグルメジャーナリストのKEIとYUMIKOが、独自の視点で選んだおいしいお店情報。

今回ふたりが注目したのは再び大きな変革期を迎えている「ホテルのダイニング」。かつての定番・王道から、最先端のカルチャー発信地へと変貌を遂げた理由とは? グルメ通による熱量あふれる対談から、東京グルメの“今”が見えてくる、濃厚トレンドナビ。

グルメナビゲーターはこのふたり!
KEI SASAKI …情報誌編集部を経て、2004年よりフリーランス。食と農、酒、旅などをテーマに、「人と味」「土地と食文化」の視点から国内外の都市、ローカルを取材。JSA認定ワインエキスパート。@sasaki__kei

YUMIKO TAKAYAMA…「エル・ジャポン」や「マリ・クレール」といったファッション誌や、映画専門誌、「エル・グルメ」などの編集者、ライター、地域活性事業などを経て現職に。旅と食文化、カルチャー、自然が身近にあるライフスタイルを目指す。@yumicoco0906

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KEI×YUMIKO対談:ホテルダイニング新時代の幕開け!

日常に潤いをくれる、圧倒的な解放感と距離感

YUMIKO: コロナ禍を経験して、改めてホテルレストランのありがたさに気づいたんです。天井が高くて開放感があり、テーブル同士が離れていてプライバシーが保たれている。いつ訪れても、安心感がありますよね。

KEI:
街中の人気レストランは流行れば流行るほど窮屈な雰囲気になりがち。予約困難であることがステータスになり、店のルールに縛られてしまうことも……。その点、ホテルはどれだけ評価が高くても、誰に対しても開かれたパブリックな空間。ホテルダイニングは、日常に潤いを与えてくれる選択肢の一つですね。

落ち込んだ日こそ、ホテルという特等席へ

KEI:ホテルは高いというイメージがあるけど、満足度を考えたらコスパは良いと思うんです。ハッピーアワーを利用してもいいし、前菜1皿と1〜2杯を楽しむ使い方も贅沢。それだけで気持ちは最高に上がります。

YUMIKO:
特別な気分になりたいときは高層階のバーへ、普段使いならロビー階のオープンなカフェも素敵ですよね。

KEI:
ホテル使いで外せないキーワードは、やっぱり「大切にされること」。若いころ、世の中に雑に扱われて(笑)心がすさんだとき、ホテルのバーによく逃げ込んだものです。カクテル1杯だけの注文でも、「次は何になさいますか」って丁寧に寄り添ってくれる。あのホスピタリティに何度癒され、涙したことか……。

YUMIKO:ホテルには、他では真似できないフォーマルで上質なサービスが今も息づいていますよね。

KEI:
今回紹介した、「JWマリオット・ホテル東京」のシグネチャーレストランである「セフィーノ」にも日本語が流暢な外国人ソムリエの方がいらっしゃって。絶妙な距離感の心地よいサービスを提供してくれるんです。シェフの料理やワインへの愛情がダイレクトに伝わってきて、本当に魅力的でした。

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複雑な越境がスタンダードになる“世界の最先端”

KEI: 今、東京の一等地でハイエンドな個人レストランを開業することは、突出した才能と恵まれた環境を併せ持つ一握りの料理人にしか許されないほどハードルが高くなっています。でもホテルなら、世界のトップシェフを招聘(しょうへい)し、その確かな技術とクオリティの高い料理を、私たちがアクセスしやすい形で提供できるのも大きな強みですよね。

YUMIKO: 今回訪れた「パーク ハイアット 東京」とアラン・デュカス氏とのコラボレーションも、まさにその好例。 ホテルとデュカス氏、互いへのリスペクトが料理に表現されていました。もともと日本のホテルは、独自の食文化を育て、優れた人材を輩出する大きな担い手。かつての「ホテルニューオータニ」や「ホテル西洋銀座」の時代から続く名門の流れを経て、今はまさに、その次のフェーズに来ていると感じます。

KEI今やイノベーティブ(革新的)という言葉すら過去のものになりつつあるほど、料理業界はボーダレス。シェフ自身のルーツ、生まれ育った国、修業した店が複雑に交差。例えば、南米出身でスペインとイタリアにルーツを持つシェフが、香港の有名店で腕を磨き、現在は東京のホテルに呼ばれて厨房を率いる……といったケースも珍しくありません。

YUMIKO: 複雑な越境を重ねてきた、あえて名前の付けられないガストロノミーとでも言うのでしょうか。そうした世界の最先端を行くダイナミックなクリエーションに、日常の延長線上で触れられるのも、ホテルダイニングの面白さですね。

ロケーション、サービス……自分好みの選択

KEI: 今回ご紹介したホテルはどこも、サービス、ロケーション、料理のすべてにおいて世界基準のクオリティを誇ります。大規模なリニューアルや新規オープンが続いてパワーアップしているので、行く価値がありますよね。

YUMIKO: 空間を堪能するためだけでも訪れたいですね。ホテルごとの個性が本当に豊かですから。

KEI: まさにスタイルが豊か。超高層階から眺める夜景が好きな人もいれば、再開発エリアの洗練された街並みがいい人、歴史ある落ち着いたエリアを好む人もいる。気分や好みで選べばいい。

YUMIKO上質なものに触れて心地よく自分を整えたり、新しい感性に出合える場所。それこそが、私たちが改めてホテルダイニングに惹かれる理由だと思います。

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連載で紹介したお店はこの3店。今すぐチェックして!

セザン/東京・丸の内

Satoshi Fukuda

ジランドール by アラン デュカス/東京・新宿

Jun Hasegawa

セフィーノ/東京・高輪ゲートウェイ

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