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【2027年問題】新品「高額エアコン」より、実は型落ち「中古品」がお得?後悔しない製品選びのコツとは

  • 2026.6.6
エアコンの買い替えを促すポスターが貼られた家電量販店の売り場(2026年5月22日、時事通信フォト)
エアコンの買い替えを促すポスターが貼られた家電量販店の売り場(2026年5月22日、時事通信フォト)

暑さが本格化しつつあり、エアコンをいつでも使えるようにメンテナンスしておく必要があります。

ところで、2027年4月以降、経済産業省が定める省エネ基準が大幅に引き上げられることで、基準を満たさない安価な普及モデルが製造・販売できなくなる、いわゆる「2027年問題」がネット上で話題となっています。もしこれからエアコンを購入する場合、長く使えるよう、高額でも新品のエアコンを選んだ方がよいのでしょうか。それとも、型落ちの中古エアコンを購入する方がお得なのでしょうか。製品選びのコツについて、中古エアコンの販売・設置事業を展開するアイスタ(埼玉県富士見市)代表の穐山泰郎さんに聞きました。

中古品を買う場合は価格だけで判断しないこと

Q.2027年4月以降、新品のエアコンはどの程度値上がりする可能性があるのでしょうか。

穐山さん「現時点でメーカー各社から具体的な値上げ幅が公表されているわけではないため、『何%上がる』『何万円上がる』と断言することはできません。

ただし、2027年4月から家庭用エアコンの省エネ基準が強化されることが決まっており、基準を満たさない低価格帯モデルは市場から減少すると予想されています。経済産業省も新たな省エネ基準の導入を公表しており、メーカー各社はより高い省エネ性能を実現するための開発や製品刷新を進めています。

その結果として、これまで販売されていたシンプルで価格の安いモデルが減り、エアコン市場全体の価格帯が上昇する可能性は十分にあると考えています。また、工事需要の集中や部材価格、人件費の上昇も重なれば、購入時の総額負担はさらに増える可能性があります。

一方で、故障していないエアコンを慌てて買い替える必要はありません。大切なのは、現在使用しているエアコンの年式や状態を確認し、10年以上使用している機種や不具合が見られる機種については、2027年を見据えて早めに準備を進めることだと考えています」

Q.2027年問題を見据え、今年中にエアコンを買い替える場合、どのような基準で製品を選んだ方がよいのでしょうか。新品を購入した方がよい人、型落ちの中古品を買った方がお得な人の特徴について、それぞれ教えてください。

穐山さん「2027年問題を見据えてエアコンを購入する場合は、『新品か中古か』よりも、まずご自身の使用期間や予算、求める機能を基準に考えることが大切です。

新品がおすすめなのは、10年以上の長期利用を前提としている人や、省エネ性能を重視する人、高機能モデルを求める人です。最新機種は電気代の節約効果も期待できるため、長期間使用する場合は結果的にコストパフォーマンスが高くなるケースもあります。

一方、中古エアコンがおすすめなのは、初期費用を抑えたい人や、一人暮らしの学生・新社会人、転勤や単身赴任などで数年単位の利用を予定している人です。近年は新品価格の上昇もあり、中古エアコンの需要は高まっています。特に動作確認や整備が行われ、保証が付いた商品であれば、費用を抑えながら十分実用的な選択肢になります。

また、2027年問題によって今後は新品エアコンの価格上昇が予想されていますが、だからといって一律に新品を購入すべきというわけではありません。大切なのは価格だけでなく、設置費用や保証内容、アフターサポートまで含めた総額で比較することです。ご自身の生活スタイルに合った選択をすることが、最も満足度の高い買い替えにつながると考えています」

Q.型落ちの中古エアコンを購入する際の注意点について、教えてください。急に故障するリスクはないのでしょうか。また、できるだけ保証が付いている製品が望ましいのでしょうか。

穐山さん「型落ちの中古エアコンを購入する際は、価格だけで判断せず、『年式』『整備状況』『保証内容』の3点を必ず確認していただきたいと思います。

まず、中古エアコンは購入前に動作確認やクリーニング、点検が行われているかが重要です。同じ年式の商品でも、これまでの使用環境やメンテナンス状況によって状態は大きく異なります。また、メーカーの修理部品保有期間も考慮し、あまりに古い機種は避けた方が安心です。

『急に故障するリスクはないのか』という点については、中古品に限らず新品のエアコンでも故障リスクをゼロにすることはできません。特に近年は猛暑による長時間運転や高温環境の影響で、新品・中古を問わずエアコンへの負荷が大きくなっています。そのため、中古だから特別壊れやすいというよりも、購入後にどのようなサポートを受けられるかが重要だと考えています。

その意味でも、できるだけ保証付きの商品を選ぶことをおすすめします。エアコンは設置工事を伴う製品のため、万が一不具合が発生した場合の対応体制によって安心感が大きく変わります。購入時は本体価格だけでなく、保証期間や故障時の対応内容まで確認した上で選ぶことが、後悔しない中古エアコン選びのポイントです」

オトナンサー編集部

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