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「4つの宝石」をめぐる物語|ジェムストーンと人類、地球の関わり

  • 2026.6.5
撮影=赤尾昌則(ホワイトスタウト)

彩度や透明度、カット、産地によってさまざまに表情を変えるジェムストーン。限りある資源であるだけに、その一粒一粒がいま、これまでになく貴重な存在になりつつあります。大地や海が育んだ宝石を見つめていると、きっと地球のささやきが聞こえてくるはずです。

【Diamond|ダイヤモンド】

かつては地球上最高の「硬さ」によって人々を魅了していたダイヤモンドは、研磨技術の進化によって「輝き」で魅了する宝石となりました。高い屈折率をもつ性質を最大に生かすカットを施せば、まばゆい光を放って他のジェムストーンを圧倒します。

[GRAFF|グラフ]

光が溢れ出てくるかのような、ピュアな艶やかさに息を呑む
リング[ダイヤモンド計12.05ct×Pt]367,000,000円[参考価格](グラフ/グラフダイヤモンズジャパン tel.0120-667-687) 撮影=赤尾昌則(ホワイトスタウト)

11.53カラットもの大粒のエメラルドカットダイヤモンド。カラー、クラリティともに最高品質、かつ原子レベルで不純物を含まない、極めて純粋なタイプⅡaと鑑定されたダイヤモンドがセンターに輝いています。稀少なストーンを引き立たせるため、シンプルかつトラディショナルなデザインで仕立てているのが、このリングの魅力。大地の奇跡と呼ぶべき美貌が、身に着ける人を夢心地へと誘います。

【Emerald|エメラルド】

かの女王クレオパトラもこよなく愛したという由緒ある宝石、エメラルド。クレオパトラ自身も鉱山をもっていたとされますが、現在は南米と東アフリカの諸国がおもな原産地です。色が明るく鮮やかで、内包物の少ないものが高く評価されます。

[PIAGET|ピアジェ]

色、形、稀少性で魅了する壮麗なグリーンの存在感
ネックレス[エメラルド計31.14ct×ダイヤモンド計14.45ct×WG]237,600,000円(<a href="https://www.piaget.com/jp-ja" target="_blank">ピアジェ</a> tel.0120-73-1874) 撮影=赤尾昌則(ホワイトスタウト)

夜空を幻想的に彩るオーロラ・ボレアリス(北極光)をイメージしたネックレス。珍しい六角形のカイトシェイプにカットされたエメラルドは、どれも透明度が高く、揺らめくオーロラを映したかのよう。自然界で発見される100個のエメラルド原石のうち、研磨してカイトシェイプへと成形できるものはわずかひとつに過ぎないとのこと。その稀少性が、このネックレスの価値を押し上げています。

【Sapphire|サファイア】

ダイヤモンドに次ぎ硬度が高いサファイア。ブルーのとりわけ美しいものは古くから王侯貴族たちの権威を表すために使われました。多くは加熱処理をして色を改善していますが、その処理をしていない非加熱のストーンはプレミアムな価値で取引されます。

[CHOPARD|ショパール]

吸い込まれそうなブルーが放つ、優美なインパクト
リング[サファイア17.98ct×ダイヤモンド計2.32ct×WG]73,403,000円[参考価格](<a href="https://www.chopard.com/ja-jp" target="_blank">ショパール</a>/ショパール ジャパン プレス tel.03-5524-8922) 撮影=赤尾昌則(ホワイトスタウト)

深みのある濃いブルーが美しい、マダガスカル産の非加熱サファイア。大粒の石の奥をじっとのぞき込むと、夜空に引き込まれて舞い上がるような感覚が味わえそうです。デザインは両脇にトラペーズカットのダイヤモンドを添え、サファイアの澄んだ色彩を際立たせたシックなスタイル。さまざまなジェムストーンの魅力を知り尽くした「ショパール」ならではのハイエンドなユニークピースです。

【Pearl|パール】

その昔、真珠は天空から滴ったしずくが貝に宿ったものと信じられていたそう。艶やかな真珠の光沢は、月の光にもよくたとえられました。日本産のあこや真珠は南洋で採れる大粒の白蝶真珠と比較してより光沢に深みがあり、エレガンスの象徴として愛され続けています。

[MIKIMOTO|ミキモト]

クラフトマンシップが冴え渡る、パールの繊細なグラデーション
チョーカー[あこや真珠×ダイヤモンド計約8.14ct×WG]13,750,000円(<a href="https://www.mikimoto.com/" target="_blank">ミキモト</a> tel.0120-868-254) 撮影=赤尾昌則(ホワイトスタウト)

首元のラインにぴったりと沿うしなやかなチョーカーは、真珠をレースのように緻密に編んで作られます。真珠の直径は5.50ミリから7.49ミリ。絶妙なグラデーションを描きつつ、同じ色調の真珠が全体でひとつの輝きを放つよう、熟練の職人が見極めて珠を組んでいます。「ミキモト」独自の評価基準に照らし、厳格に選び抜かれた最高品質のあこや真珠だけを美しく並べた逸品です。

撮影=赤尾昌則(ホワイトスタウト) スタイリング=伊藤美佐季 文=本間恵子 編集=須藤幸恵 芦川明代 井田青夏(婦人画報編集部)

『婦人画報』2026年7月号より

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