1. トップ
  2. ジュエリーを通して自身を知る楽しさ「身にまとう芸術品」9選

ジュエリーを通して自身を知る楽しさ「身にまとう芸術品」9選

  • 2026.6.1
撮影=赤尾昌則(ホワイトスタウト)

類い稀なるピースをまとう喜び。それは、単に装いを飾ることだけに留まりません。宝石たちの声に耳をすませ、新たな価値観を知り、自らに語り掛ける。そのコミュニケーションこそ、ジュエリーを手にすることの醍醐味といえるでしょう。

[DIOR|ディオール]

眩いバングルが物語る、メゾンに受け継がれる美の系譜
ブレスレット[ダイヤモンド計10.08ct×WG]26,000,000円 イヤリング[ダイヤモンド計0.42ct×WG1,860,000円[予定価格、片耳用](ともにディオール ファイン ジュエリー) シャツ/430,000円[参考価格](ディオール)[ともにクリスチャン ディオール tel.0120-02-1947] 撮影=赤尾昌則(ホワイトスタウト)

無数に煌めくダイヤモンドが描くのは「ディオール」を象徴するモチーフ“カナージュ”です。ムッシュ ディオールのデビューコレクション会場に設置された籐編みの椅子に着想を得たこのモチーフ。時代によってさまざまに解釈され、メゾンの美学と不朽のエレガンスを体現してきました。時を経て受け継ぎたい、受け継ぐべき心とは──。永遠の輝きで表現されたコードが問いかけます。

[POMELLATO|ポメラート]

自由で柔軟な思考によって引き出された、ジェムストーンの個性
リング〈人差し指〉[クンツァイト31.42ct×ダイヤモンド計3.87ct×RG]12,650,000円 〈薬指〉[ダイヤモンド計0.81ct×タンザナイト16.50ct×RG]14,333,000円(ともにポメラート tel.0120-926-035) ジャケット/126,500円(<a href="https://fetico.jp/" target="_blank">フェティコ</a>/ザ・ウォール ショールーム tel.03-5774-4001) 撮影=赤尾昌則(ホワイトスタウト)

鮮やかなジェムストーン使いと、ユニークなカットやセッティングに定評のある「ポメラート」。31.42カラットものピンククンツァイトを用いたリングは、石の個性を生かした不規則なカッティングが独創的な魅力を放ちます。タンザナイトのリングは、通常とは逆に石を配置するリバースセッティングにより、石の質感と色合いが際立つデザイン。既存の枠にとらわれない、自由な発想を楽しむ心が宿ります。

[LOUIS VUITTON|ルイ・ヴィトン]

運命を表現したピアスに、先人への偉業に思いを馳せる
ピアス[ダイヤモンド計4.00ct×WG×YG]18,260,000円[参考価格] トップス/444,400円(ともに<a href="https://jp.louisvuitton.com/jpn-jp/homepage" target="_blank">ルイ・ヴィトン</a> tel.0120-00-1854) 撮影=赤尾昌則(ホワイトスタウト)

「ルイ・ヴィトン」が創業時から大切にしてきた、自由や力強さ、パイオニアとしての精神を体現したコレクション。トライアングルモチーフで円環のフォルムが構成されたピアスは、そのスピリットを継いで創造を続ける、メゾンの運命の流れを想起させます。繊細なパヴェセッティングの連なりは、なめらかな輝きを実現。私たちもまた、大きな運命の流れのなかに生きていることが感じられることでしょう。

[HERMÈS|エルメス]

鋭い視点が光る、ダイヤモンドの“二重巻き”
ブレスレット[ダイヤモンド計24.87ct×WG]105,754,000円 リング[ダイヤモンド計3.23ct×WG13,519,000円 ドレス/2,200,000円(すべて<a href="https://www.hermes.com/jp/ja/" target="_blank">エルメス</a>/エルメスジャポン tel.03-3569-3300) 撮影=赤尾昌則(ホワイトスタウト)

「エルメス」を象徴する二重巻きのスタイルが誕生したのは、1998年のこと。このデザインにフォーカスしたコレクション“ドゥブルトゥール”は、しなやかなレザーの質感がそのまま、ダイヤモンドの連なりで表現されています。さりげなく、けれども唯一無二の存在感を放つ意匠は、少しの発想の転換で景色が大きく変わることを教えてくれるかのよう。私たちの視野を広げてくれるジュエリーです。

[FRED|フレッド]

8の字に結ばれた煌めきのリボンが、芯のある美しさを表現
ネックレス[ダイヤモンド計8.60ct×WG]16,445,000円(<a href="https://www.fred.com/jp/ja_JP/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8/" target="_blank">フレッド</a> tel.03-5635-7040) ドレス/126,500円(<a href="https://harunobumurata.com/" target="_blank">ハルノブムラタ</a>/ザ・ウォール ショールーム tel.03-5774-4001) 撮影=赤尾昌則(ホワイトスタウト)

ダイヤモンドのリボンをやわらかに結んだかのような“シャンス・アンフィニ”のネックレスは、創業者のフレッド・サミュエルに由来。“8”を横に倒したようなデザインは、1908年8月生まれのサミュエルを象徴すると同時に、永遠性や絆などの価値観を表します。幸運のモチーフは、物語や信念をまとい、自ら人生を切り拓く女性への、メゾンからのエール。自身の意思を認識するきっかけをもたらす逸品です。

[DAMIANI|ダミアーニ]

愛の眩しさを感じさせる、繊細なマーガレットモチーフ
ピアス[ダイヤモンド計12.73ct×WG]10,835,000円(<a href="https://www.damiani.com/ja_jp/" target="_blank">ダミアーニ</a>/ダミアーニ・ジャパン tel.03-5537-3336) トップス/146,300円(<a href="https://anndemeulemeester.com/en-jp" target="_blank">アン ドゥムルメステール</a>/エム tel.03-6721-0406) 撮影=赤尾昌則(ホワイトスタウト)

優れた人柄と気品で国民から敬愛された、イタリアのマルゲリータ王妃。“マルゲリータ”コレクションは、彼女をイメージすると同時に、イタリア語でマーガレットを意味します。西洋ではさまざまな愛の形を象徴するものとして親しまれてきたこの花を、ダイヤモンドの煌めきで細やかに表現。王妃の慈愛、そして愛することの尊さが込められたピースが、温かな気持ちで心を満たしてくれるでしょう。

[BUCCELLATI|ブチェラッティ]

“時”を内包したジュエリーとともに未来を歩む
ピアス[グリーントルマリン計12.00ct×WG×YG]7,535,000円(<a href="https://www.buccellati.com/jp_jp/" target="_blank">ブチェラッティ</a> tel.03-4572-4561) トップス/242,000円[参考価格](<a href="https://thewall.co.jp/GIA-STUDIOS" target="_blank">ジア スタジオ</a>/ザ・ウォール ショールーム tel.050-3802-5577) 撮影=赤尾昌則(ホワイトスタウト)

かつてヨーロッパで流行した襟の仕立てで、フリルを意味する“ルーシュ”。2種類のゴールドでこのフリルを形作ったピアスは、1984年に制作されました。ゴールドには特別な彫金技術が用いられ、フリルのドレープまで繊細に描写されています。時を経てより新鮮に当時の技を感じることのできる、ビンテージジュエリー。このピースがたどった旅路が、時を重ねることの楽しみを教えてくれます。

[MESSIKA|メシカ]

心まで優しく照らす、月光の輝きを宿したリング
リング[ダイヤモンド計3.14ct×WG]2,992,000円(<a href="https://www.messika.com/jp_ja/" target="_blank">メシカ</a>/メシカ ジャパン tel.03-5946-8299) トップス/上と同じ 撮影=赤尾昌則(ホワイトスタウト)

マーキースカット、ペアシェイプ、ラウンドブリリアントカットと、3種類のダイヤモンドをダイナミックに配置。そのカッティングの違いでグラデーションを描き、三日月のフォルムをイメージしたリングです。軽やかなデザインから放たれる澄んだ輝きは、まるで夜空から降り注ぐ月の光のよう。手元を見つめる度に凛とした煌めきが心を照らし、自身と静かに向き合う、平穏な心をもたらしてくれます。

[WAKO|和光]

繊細な光で勇気を授け、新たな扉をノックするネックレス
ネックレス[サファイア計6.55ct×ダイヤモンド計5.07ct×Pt]13,200,000円(<a href="https://www.wako.co.jp/" target="_blank">和光</a> tel.03-3562-2111) 撮影=赤尾昌則(ホワイトスタウト)

一般的なカッティングよりも多い62面のファセットを施すアショカカットのダイヤモンドと、サファイア。

2種類の宝石がドアノッカーから着想を得たリングでつながれています。“アショカ ノッキン”は、新しい扉を叩き、未来へ踏み出す人を応援するコレクション。しなやかな作りで、身に着ける人の体と心に寄り添います。扉の先の美しい景色を信じて──。手に取る度に背中を押してくれるピースです。

撮影=赤尾昌則(ホワイトスタウト) ヘア=西村紘一 (VOW‑VOW) メイク=Asami Taguchi(Home Agency) スタイリング=伊藤美佐季 モデル=竹厚 綾 SAKKA 編集・文=須藤幸恵 芦川明代 井田青夏(婦人画報編集部)

『婦人画報』2026年7月号より

〇選りすぐりの記事を毎週お届け。

元記事で読む
の記事をもっとみる