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転職をした30代男性→「手続きは落ち着いてから」“確定拠出年金の移換”を後回しにしてしまい…半年後、届いた“1通の通知”に絶句

  • 2026.6.30
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。金融機関でマネージャーを務めながら、家計のご相談に日々向き合っている中川です。

今回ご紹介するのは、転職をした30代Aさんの体験談です。前の勤務先の企業型確定拠出年金(企業型DC)の移換手続きを後回しにし、自動移換で運用が止まってしまった経緯をご紹介します。

「手続きは、落ち着いてから」と思っていた

Aさんは30代男性の会社員。転職を機に、前の勤務先で積み立てていた企業型確定拠出年金(企業型DC)の移換手続きが必要になりました。

ところが転職直後は新しい仕事に慣れるのに精一杯で、「手続きは落ち着いてからでいい」と後回しにしてしまったといいます。

「いつでもできると思って、つい先延ばしにしていました」

半年が過ぎ、年金資産が自動で移されていた

退職から半年ほど過ぎたころ、Aさんのもとに通知が届きます。手続きをしないまま放置していた年金資産が、国民年金基金連合会に自動移換されていたのです。

自動移換されると、それまで投資信託などで運用していた資産はいったん売却されて現金のまま預けられ、新たに運用することができません。そのうえ、手数料だけが引かれていきます。

「気づかないうちに、運用が止まっていました」

Aさんは自動移換になることを知らず驚いたといいます。

自動移換は、運用が止まり手数料がかかる

企業型DCは、退職した翌月から原則6か月以内に移換などの手続きをしないと自動移換されます。

自動移換されると、移換のときにまとまった手数料がかかり、その後も毎月の管理手数料が引かれ続けます。運用されないため資産は増えず、年金を受け取れる年齢を判定するもとになる期間にも算入されません。放置するほど不利になっていきます。

転職先の企業型DCや、iDeCo(個人型確定拠出年金)へ移すことができるため、自分にあった方法で手続きを進めるようにしましょう。

退職時に移換先を決めて早めに手続きする

確定拠出年金は、自分で手続きをしないと運用が止まってしまうお金です。

転職や退職で企業型DCの加入資格を失ったら、まず移換先を決めて、早めに手続きを済ませておきましょう。後回しにするほど、手数料だけがかかる期間が延びてしまいます。

転職後は忙しい毎日が続くと思いますが、損をしないよう早めに手続きをしてください。


執筆・監修:中川 佳人

金融機関勤務の現役マネージャー。1級ファイナンシャル・プランニング技能士。20年にわたり、資産形成や家計管理・住宅ローンなどの実務に携わってきた経験を活かし、記事の監修や執筆を行っている。専門的な内容を、誰にでもわかりやすく伝えることをモットーとしている。

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