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“月45万の手取り”で暮らす40代夫婦→「なぜか貯金が増えない」と悩んでいたが…3か月分のクレカ明細から判明した“思わぬ原因”

  • 2026.6.29
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。金融機関で働き、家計のご相談を数多く受けてきた中川です。

「浪費をしているつもりはないのに、なぜか貯金が増えない」。こうしたご相談を、とても多くいただきます。

そして多くの場合、それは使いすぎているのではなく、止められたはずの小さな支出に気づいていないだけなのです。

今回ご紹介するのは、外食も旅行もめったにしないのにお金が貯まらず、首をかしげていたAさん(仮名)の体験談です。家計に潜む見えない穴の見つけ方をご紹介します。

「浪費していないのに貯まらない」が口ぐせだったAさん

Aさんは44歳の共働き主婦。夫と中学生の子どもとの3人暮らしで、世帯の手取りは月に45万円ほどだといいます。

外食は月に一度あるかどうか。旅行も数年に一度。「地味なほうだ」と思っていたそうです。

それでも、口座の残高は思うように増えませんでした。

「これだけ我慢しているのにどうして…」

通帳を見るたび、ため息が出ていました。

3か月分の明細を並べて見えた“小さい穴”

転機は、思い立って直近3か月の通帳とクレジットカードの明細を、時系列で並べてみた日でした。

並べてみて、Aさんは手が止まったといいます。コンビニのATM手数料が月に何度も。ほとんど見ていない動画配信サービス。入ったまま忘れていた読み放題サービスの月額料金。どれも一つひとつは数百円から千円ほどで、意識すらしていない支出でした。

合計すると、Aさんの場合はひと月でおよそ2,500円。一年にすると3万円近くが、気づかないうちに流れ出ていました。

「我慢が足りないんじゃなかった。ただ、止められる支出に気づいていなかっただけ」

そう思えたことで、家計管理に対する気持ちが少し楽になったといいます。

我慢ではなく、月初の5分を大切に

Aさんが始めたのは、気合の節約ではありません。月のはじめに5分だけ、口座の動きとサブスクの一覧を眺めるだけ。

見ていない配信サービスは解約し、忘れていたサブスク契約はその場で見直す。ATMは手数料のかからない時間帯に利用する。それだけのことでした。

無理に我慢を重ねた節約ではないので、苦しさはなかったそうです。欲しいものを禁じたわけではなく、穴を塞いだ感覚でした。半年ほどで、口座にお金が残るようになっていったそうです。

気づかない支出を見直すことが節約の第一歩

Aさんは、「サブスクやATM手数料など、気づかないうちに続いている支出を見直すことが、無駄な支出を抑える第一歩だと実感しました」と振り返ります。

節約というと我慢をイメージしがちですが、まずは今のお金の流れを知ることが大切です。

数か月分の通帳やクレジットカードの明細を並べて眺めてみるだけでも、思わぬ支出に気づくことがあります。その小さな気づきが、家計を見直すことにつながります。


執筆・監修:中川 佳人
金融機関勤務の現役マネージャー。1級ファイナンシャル・プランニング技能士。20年にわたり、資産形成や家計管理・住宅ローンなどの実務に携わってきた経験を活かし、記事の監修や執筆を行っている。専門的な内容を、誰にでもわかりやすく伝えることをモットーとしている。

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