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「彼、安月給なのに頑張るよね」大手銀行員の彼を自慢する友人。だが、私の婚約指輪のブランドを知ると黙り込んだワケ

  • 2026.5.28

再会したら、別人になっていた

学生時代、その友人はゲームやコスプレが大好きで、どちらかといえばおとなしいタイプだった。

人づきあいも穏やかで、一緒にいると居心地がよかった。

ところが卒業後、数年ぶりに再会してみると、雰囲気がまるで変わっていた。

服装も話し方も、いわゆるキラキラした感じで、別人のようだった。

聞けば、マッチングアプリで大手銀行員の彼氏ができたとのこと。

それ以来、会うたびに彼氏の話題ばかりになった。最初はただの惚気かと思っていたが、そのうち私への言葉が少しずつ変わっていった。

「彼、安月給なのに頑張るよね」

笑いながら言うので、最初は聞き流した。

でも会うたびに似たような言葉が出てきた。相手の表情は笑顔なのに、言葉の中にはっきり棘がある。

要するに、こう言いたいのだろうとすぐに分かった。

「彼の給料安くて可哀想」

本音はそれだった。

比べて安心したいだけの言い回しが、毎回ほんの少しずつ形を変えて飛んできた。

「婚約指輪は低価格のブランドならもらえるかな?」

そう言われたときは、さすがに胸の奥がざわついた。長い付き合いだから、と自分に言い聞かせながら、それでも数年間、不定期に会い続けた。

言葉の棘に慣れようとしながら。

「へー」の一言が、終わりの合図だった

お互いに結婚が決まりかけていた頃、久しぶりに会った席で彼女から聞かれた。

「ねえ、婚約指輪って何にしたの?」

ハイブランドのものをもらったと答えた。

「へー」

それだけだった。それまで饒舌だった彼女が、急に黙って別の話題に移した。

その場の空気がわずかに変わった気がした。

その日を境に、「次はいつ会う?」という連絡が来なくなった。こちらから送っても返信はそっけなく、自然と距離が広がっていった。

後日、共通の友人から理由を聞いた。

彼女がもらった婚約指輪より、私のほうがハイブランドだったらしい。それで連絡をやめたのだという。

(そういうことだったのか)

比べることが前提だった付き合いなら、自分が上でいられなくなった瞬間に終わるのは自然なことかもしれない。

あの「婚約指輪は低価格のブランドならもらえるかな?」も、私の答えを探っていたのだと気づいた。

数年間、言葉の棘に慣れようとしながら会い続けたのに、相手にとってはただの比較対象だったのだ。私からも、もう会いに行くのはやめようと決めた。肩の荷が、静かに下りた。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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