1. トップ
  2. 暮らし
  3. 高校生バス死亡事故で大学教授が指摘!! 部活は学校の「ブラックボックス」“顧問任せ”の実態に…

高校生バス死亡事故で大学教授が指摘!! 部活は学校の「ブラックボックス」“顧問任せ”の実態に…

  • 2026.5.20

磐越道で起きた高校部活の遠征中の送迎バス事故を受け、名古屋大学大学院の内田良教授が「部活は学校のブラックボックス」と指摘した。修学旅行等の学校行事と違い、部活は顧問任せで成り立っている現状に警鐘を鳴らす。

【TVer】「遠足はプロ、部活は善意頼み」専門家が指摘した“安全格差”とは

©ABCテレビ

番組では、5月6日に福島県郡山市の磐越道で発生した高校ソフトテニス部の送迎バス事故を取り上げた。マイクロバスがガードレールに衝突し、生徒1人が死亡、20人が重軽傷を負った同事故をめぐっては、逮捕された運転手が客を乗せて運転するための2種免許を持っておらず、バスも事業用ではなくレンタカーだったことなどが判明。安全管理のあり方が議論になっている。

こうした中、内田教授は「運転のプロを雇わず、教員や保護者など“運転できる人任せ”が常態化しているのでは」と指摘。「学校や教育委員会が、それに甘えてきた結果が今回の事故ではないか」との見方を示した。

日本特有のものである“部活動”は、制度的には「自主的な活動」と位置づけられている。例えば、修学旅行や遠足のような公式行事は、学校が旅行会社に発注し、観光バスやプロの運転手の手配が行われる。一方、部活動は顧問任せになりやすく、内田教授は「お金もつかない、人もつかない中で、善意でギリギリ回している」と現状を分析する。

そのうえで「本当に(制度としての)設計ができていないのが部活の特徴」と言い切ると、「部活は学校のブラックボックス。リスクが放置されてきた」と警鐘を鳴らした。

あくまで部活は「自主的な活動」であり、公的にしっかりサポートできてないからこそ不幸な事故につながったという側面に、自身も子を持つ親である海原ともこは「自主的じゃなくて部活はちゃんと(公的行事に)組み込まれてると思ってました。そこの考えが違うということですね」と驚きを隠せない。

笑い飯・哲夫は小学生の子をもつ親として、学校側の安全管理について「理不尽だなというようなことがあったりするんですよ」「自治体や警察はどう考えてんのかな」と疑問を口にする。

内田教授は「安全は自主的っていうことで片付けちゃいかんだろうと思う」と強調。ブラックボックスのような状態を続けるのではなく、「まずは何が起きていたのかを見える化する必要がある」と訴えた。スタジオからは、子どもたちに部活動は続けさせてあげたいからこそ、安全管理を徹底してほしいといった声が上がっていた。

なお、内田教授が部活動の驚くべき実態に警鐘を鳴らした様子は、5月16日に生放送された情報バラエティ番組『教えて!ニュースライブ 正義のミカタ』(ABCテレビ)で取り上げられた。

【TVer】高校バス事故と辺野古ボート事故に共通点も…「教育目標がリスクを見えなくする」専門家が指摘した構造とは

元記事で読む
の記事をもっとみる