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腹痛なのに、心療内科へ? 主治医からの勧めで半信半疑のまま受診すると、原因が判明【著者インタビュー】

  • 2026.5.18

【漫画】本編を読む

1年前のある日、お腹を下すようになったポポ美。それ以来、快便でも出し切った後でも、幾度となく腹痛に襲われるようになってしまう。さらには電車に乗っている時、強い腹痛からホームに倒れるなど、日常生活にも支障が出るように。困り果てたポポ美はありとあらゆる手段でお腹の痛みに立ち向かおうと決意する。しかし食生活に気を付けても効果はなし、大腸検査を受けるものの異常なし……。そんな時、後輩からの勧めで心療内科を受診する。そこでついた診断名は「過敏性腸症候群(IBS)」(腸に炎症やポリープのような異常がなくとも、刺激に対して過敏に反応する状態になり便通異常を起こす症状)だった。

自身も過敏性腸症候群と診断された経験を持つ著者・鳥頭ゆばさんの経験をもとに描かれた『おなかよわい子ちゃん 万年不調な私の胃腸が教えてくれたこと』(KADOKAWA)。ご自身の体験をどのように作品に落とし込んでいったのか、過敏性腸症候群の辛さについて鳥頭さんにお話を伺った。

※個人の体験、お話をもとにインタビューを行っています。症状など、詳細は医療機関等にご確認ください。

――本作の主人公は、後輩から心療内科へ行くことを勧められて受診しています。鳥頭さんも心療内科を受診されたのでしょうか? 腹痛から心療内科に繋がるところが意外でした。

鳥頭ゆばさん(以下、鳥頭):私の場合、最初は胃腸科の病院に行っていて。漢方も飲んでみるなどいろいろ試したんですが、治らなくて。そこでその先生に「心療内科に行ってみたら」と言われたのがきっかけでした。私もその時は「お腹が痛いのに、心療内科?」と半信半疑だったのですが、何をしても治らないので「もうなんでもやってみよう」という気持ちでしたね。実際、心療内科に行ってみたら心療内科でも胃腸の薬ももらえて、驚きました。

――そこで「過敏性腸症候群」と診断がついたんですね。

鳥頭:そうです。私の場合、「お腹が痛くなるかもしれない」と不安で電車に乗れなかったりしていたので、同時にパニック障害とも診断されました。

――作中で後輩・カニ子は心療内科に行くことについて、心も体も疲れたらリセットしてメンテナンスすればいいと言った上で「スマホの再起動くらい簡単に考えればいいんですよ」と言います。このセリフがすごく素敵だなと思いました。

鳥頭:ありがとうございます。だいたいのセリフは勢いで描いています(笑)。本作はどうしても主人公が落ち込んだり暗くなったりすることが多いので、“おなかよわい子ちゃん”当事者の方々も辛くなりすぎずに楽しく読んでもらえるように、めちゃくちゃポジティブな子を登場させたいなと思ってカニ子のキャラクターを考えました。心療内科自体は、私も行く前はハードルが高いなと思っていたんです。ただ実際行ってみたら結構ライトに行ってもいいものなんだなと思って。そんな私の気持ちも入っていますね。

取材・文=原智香

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