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「お弁当作ったよ」に「すごい」だけ。さらに催促した私が、夜になって気づいた本当の問題

  • 2026.5.16
ハウコレ

朝早く起きて作ったお弁当の写真を彼に送りました。返ってきた短い返事に物足りなくなり、つい催促を重ねてしまったのです。返信が止まった午後、自分の言葉を見返した私が気づいたことのお話です。

「お弁当作ったよ」と送った昼

朝6時に起きて、その日の弁当を仕上げました。鶏の唐揚げ、卵焼き、ブロッコリー、ミニトマト。彩りも気を使ったし、ご飯にはふりかけまで散らしたのです。彼に見せたくて、いつもより少し丁寧に作りました。

お昼休みに会社のデスクで蓋を開け、スマホを構えて写真を撮ります。「お弁当作ったよ」と写真を送ると、すぐに既読がつきました。返事を待つあいだ、なんだか少しドキドキしたのを覚えています。

「すごい」のひとことに引っかかった私

返ってきた返事は「すごい」だけ。短い。あれだけ朝から頑張ったのに、それだけ?と思ってしまったのです。気づいたらそのまま「それだけ?」と返していました。少し経って彼から「美味しそう」が届きました。それも短い。なんだか不満が湧いてきて、また「もっとない?」と打ってしまったのです。

送ってからすぐ、自分の文面を読み返して、なんだかとても狭量な人みたいだなと思いました。

返事が止まった午後

「もっとない?」のメッセージには既読がついたまま、返信が止まりました。お昼休みが終わり、午後の業務が始まっても、彼からの返事はありません。何度もスマホを確認してしまいます。帰り道、電車の窓に映る自分の顔がこわばっていました。

私のメッセージが冷たかったから返ってこないのかな。それとも、私のしつこさにあきれたのかな。考えれば考えるほど、自分の打った文面が責めるようなトーンに見えてきたのです。

そして...

家に帰ってから、彼に電話をかけて「最近冷たくない?」と切り出してしまいました。彼は少し間を置いて、「冷たいつもりはないけど......」と返してくれたのです。その声を聞いて、ふっと自分の本心が降りてきました。

「私、褒めてほしかっただけかも」と素直に言うと、彼が短く笑いました。「『すごい』と『美味しそう』以外、出てこなかった」と返ってきて、私もつられて笑ってしまいました。

求めるより伝えればよかった。次にお弁当の写真を送るときは、ちゃんと「頑張って作ったから褒めて」と書こうと決めたのです。

(20代女性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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