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Z世代の「インフルエンサー離れ」が加速。人気職は“表に出ない”起業家! アナログな暮らしに憧れも

  • 2026.5.15
Getty Images

“表に出ない”起業家や専門職に惹かれるワケとは

「TikTokのダンスを覚える以外は働きたくないんでしょ?」なんて言われがちなZ世代。でも、この世代の誰もがインフルエンサーになりたがっているという説を覆す、新たなデータが発表された。

AIが台頭して若手向けの求人が激減し、SNSの世界もボットやディープフェイクなどで混沌とするなか、1997年〜2012年生まれの若者たちは別の未来を思い描いていることが判明。「みんな、私のチャンネルへようこそ!」とお決まりの挨拶をしたり、赤裸々な「GRWM(Get Ready With Me)」動画を投稿したりしない道を探しているみたい。

『Yahoo!』が行ったアンケートによると、現在「インフルエンサーになりたい」と答えたZ世代はわずか5%! これは、その数字を驚異の57%としていた2023年のモーニング・コンサルタントの調査結果とは打って変わった結果に。

代わりに、最も人気のある夢の職業トップは起業家(18%)。しかも重要なのは、「スポットライトを浴びない」起業家であること。その他には、17%が尊敬される知識人や教授になることに一番魅力を感じると回答。そして14%が医師になりたいと答え、約3%が弁護士を目指している。

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私生活を切り売りする生き方に疑問も

今年初めには、人事・採用企業のEmployment Heroも、多くのホワイトカラー業界で大規模なリストラが相次ぐなか、建設や専門技能職の業界に入るZ世代が16.8%増加したと指摘。

では、ここから何が見えてくるのだろう? 「有名になりたい」と答えたZ世代がわずか9%だったことを考えると、アテンション・エコノミー(関心経済)の中で影響力を追い求めたり、私生活を切り売りしたりする生き方から、確実にシフトしていると言えそう。

インフルエンサー市場はすでに飽和状態だと気づき始めたのと同時に、「アナログな暮らし」を求めるムードが高まっているのかも。皮肉なことに、SNSでは「9時〜17時のオフィスワークのルーティン」を映した動画がよくバズっている。コメント欄には「毎朝起きてパリッとした白シャツを着て、バックパックにジャーサラダを忍ばせ、除菌スプレーの香りがかすかに漂うデスクに座る…… そんな規則正しい毎日がどれほど心地いいことか」といった声が溢れている。

Klaus Vedfelt / Getty Images

もっとワークライフバランスを大事にしたい

10代半ばから20代後半の彼らにとって、これまでの世界は決して安定したものではなかった。金融危機にパンデミック、AIの台頭、生活費の高騰、そして要のブロックを抜かれたジェンガみたいに崩れそうな住宅市場。

だからこそ、彼らは明確に「安定」を求めている。これから社会に出る世代は、他人のために身を粉にして働くことにウンザリしていて、もっとワークライフバランスを大事にしながら、自分自身のボスになりたいと願っているのは明らか。

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