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「最新の家電を買うより効果的」リビングの“家具”を動かすだけ。一級建築士が明かす、1円もかけずに“電気代を安くする方法”

  • 2026.6.3
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

夏や冬が来るたびに跳ね上がる電気代。「やっぱり最新の省エネエアコンに買い替えるしかないのかな…」と、高額な出費を覚悟していませんか?

実は、10万〜20万円もの大金を払って最新家電を買わなくても、今すぐ自宅の電気代を安くする方法があります。

今回は、一級建築士の視点から、お金を1円もかけずに冷暖房効率を最大化する「模様替えの新常識」をわかりやすく解説します。

高いエアコンに買い替えるその前に!

夏や冬の電気代が高くて頭を悩ませている方は多いと思います。「やっぱり最新の省エネエアコンに買い替えないとダメか……」と、10万〜20万円の痛い出費を覚悟していませんか?

ちょっと待ってください。一級建築士の視点から住宅の「空調シナリオ」を見ると、最新の家電を買うより効果的な、リビングの家具を少し動かすだけで電気代が劇的に安くなる方法があります。

それが、お金を1円もかけずに家全体の冷暖房効率を最大化する「模様替えの新常識」です。

家具がエアコンを塞いでいなくても「気流」が死んでいる?

よく節約術で「エアコンの前に家具を置いて塞いではいけない」と言われますが、実際の住宅の現場で、エアコンの真ん前に背の高い本棚を置いて完全に塞いでいる家なんて、実はめったに見かけません。

では、何が原因で電気代が跳ね上がっているのか。それは「人がいる方向ではないところに、エアコンの風が向いて付いている」というワナ、そして「エアコンの風を届けたいルート上に、気流を遮る家具が置かれている」という問題です。

例えば、リビングのエアコンから、家族がくつろぐソファやダイニングテーブルへ向かう直線ルートをイメージしてください。その「風の通り道」に、背の高い観葉植物、パーテーション、あるいはハイタイプの収納棚などが配置されていませんか?

風を届けたい方向に家具を置かない鉄則

エアコンの風がそれらの家具にぶつかると、部屋全体に心地よい空気が広がる前に、エアコンの周辺だけで空気がぐるぐると回る「ショートサーキット現象」が起こります。すると、エアコンのセンサーが「もう部屋は十分冷えた(温まった)」と勘違いして運転を弱めてしまい、肝心の人がいる場所が不快なままになります。結果、人間が不快に感じて設定温度を過剰に上げてしまい、エアコンがフルパワーで暴走を始めるのです。

鉄則はシンプルです。「エアコンの風を届けたい方向に、気流を邪魔する家具を絶対に置かないこと」。

エアコンから人がいる場所(ソファなど)への気流ルートを遮る家具を、横へ少し「動かすだけ」で、冷暖房の効率は20〜30%もアップします。これは現在の電気料金目安(31円/kWh)で試算すると、1日8時間稼働で月におよそ3,000円もの電気代カットに直結します。最新エアコンを買う前に、まずはリビングの「風の通り道」をクリアにする模様替えから始めてみてください。


執筆:結城 貴大
一級建築士・FP2級。住宅設計とお金のプロ視点から、タイパとコストを極限まで両立させるライフスタイルを提案する専門家ライター。

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