1. トップ
  2. エピソード
  3. 「えっ、この状況で帰る!?」新人レジパートの『潔すぎる働き方』に「お客様も私も呆然」

「えっ、この状況で帰る!?」新人レジパートの『潔すぎる働き方』に「お客様も私も呆然」

  • 2026.5.16

新人パートさんのレジに行列が。なのに次の瞬間、彼女が取った驚きの行動とは……? 筆者の知人が目撃したエピソードをご紹介します。

画像: 「えっ、この状況で帰る!?」新人レジパートの『潔すぎる働き方』に「お客様も私も呆然」

新人パートさん

私はスーパーで働く40代の主婦です。
働き始めて5年以上になり、最近は新人パートさんの指導係を任せられるようになっていました。

新しく入ったAさんは60代の女性。
口数は少ないものの、非常に丁寧で几帳面な人です。

以前も別のスーパーでレジ打ちをしていたそうで、店長は即戦力として期待を寄せている様子。
私も「経験があるなら、すぐに独り立ちできるだろう」と思っていたのです。

Aさんの実力と思いがけない行動

Aさんはすぐに仕事を覚えました。
いよいよ独り立ちするときを迎えましたが、念のため私は後ろのレジで見守ることに。

私自身も接客をしながら、ちらちらとAさんを見ていましたが、Aさんはミスをすることもなくスムーズにお会計をこなしていました。

そうしている間に、Aさんの退勤時間が近づいてきました。
「時間になったら、違うパートさんにAさんとレジを変わってもらおう」
そう考えていた矢先、事件は起こりました。

速攻で帰って行くAさん

時計が退勤時間を指した瞬間、Aさんはスッと「レジ休止中」の立て札を取り出すと、次のお会計を待っているお客さんの目の前にバンっと置きました。

「勤務終了時間になりましたので」
Aさんはお客さんにそう言うと、すたすたとその場を去って行ったのです。

お客さんも私も呆然。
幸い、すぐに他のスタッフがフォローに入りましたが、私は「あそこで切り上げられるなんて……」という小さな衝撃が残りました。

間違ってはいないけれど

私の感覚では、お客様が並んでいたら「キリがいいところまで」と自分を後回しにするのが当たり前になっていました。

改めて考えるとAさんの行動は契約に忠実であり、決して「間違い」ではありません。

むしろ、「時間通りに上がる」という彼女の徹底した姿勢を見て、「お店としても時間通りに上がれるような仕組みが必要なのかも」という考えも浮かびました。

Aさんの行動は、なあなあになりがちな現場の空気に一石を投じたようにも思えたのです。
いいのか悪いのかは私には判断できませんが、いろんな人の考えに触れられるのが“社会”なのだと改めて実感した出来事でした。

【体験者:40代・女性パート従業員、回答時期:2026年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Junko.A
子育てに奮闘しながら、フリーランスのライターとして活躍中。地方移住や結婚、スナックの仕事、そして3人の子育てと、さまざまな経験を通じて得た知見をライティングに活かしている。文章を書くことがもともと好きで、3人目の子どもを出産後に、ライターの仕事をスタート。自身の体験談や家族、ママ友からのエピソードを元に、姑に関するテーマを得意としている。また、フリーランスを目指す方へ向けた情報ブログを運営中。

元記事で読む
の記事をもっとみる