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「あの方がね、あなたと話したいって言ってるの」お店のママ経由で話しかけてきたカウンターの男に直接言い放った50代の一喝

  • 2026.5.17
「あの方がね、あなたと話したいって言ってるの」お店のママ経由で話しかけてきたカウンターの男に直接言い放った50代の一喝

1人飲みが大好きな50代の夜

私は昔から、1人で飲みに行くのが好きだ。

誰かに気を遣う必要がないし、好きな時間に好きなペースで飲める。特に、カラオケが置いてある小さなお店が気に入っていた。

その日もカウンターに腰を落ち着け、お気に入りの焼酎をチビチビとやりながら、好きな歌を何曲か歌った。

ひとりで歌って、ひとりで飲む。誰にも邪魔されない夜が、私にとって何より心地よい時間だった。

しばらくして気がつくと、近くの席に男性が座っていた。いつからいたのかわからなかったが、こちらをちらちらと見ているのは感じていた。

50代ともなれば、そういう視線を察知するのは慣れっこだ。あまり気にしないようにして、飲み続けた。

ママが追いかけてきた

会計を済ませ、そろそろ帰ろうと立ち上がったときだった。店のママが小走りで追いかけてきた。

「あの方がね、あなたと話したいって言ってるの」

ニコニコと笑顔で代わりに伝えてくる。

振り返ると、カウンターの男性が少し恥ずかしそうにこちらを見ていた。

年齢は私と同じくらいか、少し上に見えた。悪い人には見えなかったかもしれない。

でも、私は瞬時に「これはおかしい」と感じた。

話しかけたいなら自分で来ればいい。

なぜ店のママを通すのか。50年以上生きてきた直感が、はっきりそう言っていた。胸の中でもやもやが固まるより先に、体が動いていた。

私はカウンターの男性のほうを真っ直ぐ向いて、はっきりと言った。

「もし私と話したいなら、直接自分で来て話しなさい!」

男性は黙って固まった。ママも笑顔のままで止まった。店内がしんとした。

言い放って帰った夜の清々しさ

言い切ったら、体の奥からすっと力が抜けた。鬱憤でも怒りでもない。ただ、正しいことを言い終えた後の静けさだった。男性は何かを言おうとしていたが、言葉が出てこなかった。私は軽く会釈をして、そのまま店を出た。

夜風を受けながら歩いていると、だんだん爽快な気持ちになってきた。誰かに頼まないと話しかけられないなら、その人はこれからも同じことを繰り返すだろう。

そして繰り返すたびに、また同じ答えが返ってくるだろう。

年を重ねると、言うべきことをその場で言える度胸がつく。

若いころは何となく流して帰ってしまっていたことも、今は迷わず口に出せる。あの夜の帰り道は、そのことをしみじみと感じた夜だった。次の週もまた、ひとりで飲みに行った。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、50代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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