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「自分をみじめだと思うのはやめる」虐待されても決して人を恨まなかった “日本一幸せなおばあちゃん”の原点【作者に聞く】

  • 2026.5.12
「みじめだなんて思うのはやめる」みんなにわかって貰えなくても、自分が強くなれば大丈夫、と彼女の中に強い決意が芽生えた。
「みじめだなんて思うのはやめる」みんなにわかって貰えなくても、自分が強くなれば大丈夫、と彼女の中に強い決意が芽生えた。

ライブドアブログ「ゆる漫画ブログ」やInstagramで作品を発信している、ゆっぺ(@yuppe2)さん。実話をもとに描いた「親に捨てられた私が日本一幸せなおばあちゃんになった話」は、多くの読者の心をつかみ、「人生で大切なことが詰まっている」と反響を呼んだ作品だ。今回は、主人公・キヨさんが“自分の生き方”を決意する重要な場面を中心に紹介する。

幼い少女は過酷な日々を必死に耐えた

学校へ行くことに否定的だった養母は、もちろん学用品も満足に与えてくれなかった
学校へ行くことに否定的だった養母は、もちろん学用品も満足に与えてくれなかった
1冊しかないノートを何度も消しながら使っていたキヨだったが…
1冊しかないノートを何度も消しながら使っていたキヨだったが…
あるとき、たまたま消していたノートを義兄に見られてしまう
あるとき、たまたま消していたノートを義兄に見られてしまう

キヨさんは幼少期、父を亡くしたことをきっかけに叔父の家へ養女として預けられる。しかし、そこで待っていたのは穏やかな暮らしではなく、養母からの虐待だった。幼いながらも必死に耐え続ける日々の中、誰にも本音を打ち明けられずに過ごしていた。

助けを求める機会は逃したけれど

ある日、義理の兄に虐待のことを話せそうな瞬間が訪れる。しかし、結局キヨさんは言葉にできなかった。その機会を逃したあと、彼女の中で静かな変化が生まれる。

「誰にもわかってもらえなくても、私が強くなれば大丈夫」「みじめだなんて思うのはやめる」――そう自分に言い聞かせるように、前を向こうと決意したのだった。

壮絶な体験を経て備わった優しさ

ゆっぺさんは、キヨさんについて「必ず相手の目線、立場になって物事を見る人」と語る。また、「自分がされて嫌なことは人にしない」という考えを自然に実践していた人物だったという。壮絶な経験をしながらも、人への思いやりを失わなかった姿勢に、ゆっぺさん自身も強く影響を受けている。

“おばあちゃん孝行”になった作品

作品を読んだ家族からは、大きな感想こそなかったものの、「おばあちゃん孝行できてよかったね」と声をかけられたという。「おばあちゃんの気持ちが楽になったことが一番うれしい」という言葉に、ゆっぺさん自身も深く共感したそうだ。

作者の現在、そして未来

現在は別のコミックエッセイにも挑戦中だというゆっぺさん。「新しいことに挑戦するのは楽しい」と語り、試行錯誤しながら作品づくりを続けている。

過酷な人生を歩みながらも、優しさと強さを失わなかったキヨさんの生き方は、多くの読者の胸に残り続けそうだ。

取材協力・画像提供:ゆっぺ(@yuppe2)

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