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「私、それ聞いてないんで」→部長の指示を平然と無視する要領のいい同僚、社長に呼ばれた直属の課長は青ざめた

  • 2026.5.16

飲み込みは早いのに、肝心な仕事だけ素通しする後輩

数年前、私の部署に新しく入ってきた女性は、一癖あるのに誰からも嫌われない不思議なタイプでした。

覚えはとにかく早い。説明を一度すれば、その日のうちに自分の言葉で動いてしまう。

だから最初は、頼もしい後輩が来たと思っていたんです。

違和感が出てきたのは、責任者である部長から重めの指示が落ちてきた時のこと。

明らかに彼女へ振られた仕事なのに、彼女は資料も作らず、関係先にも連絡を入れず、ただ自分の好きな案件だけを進めていました。

手をつけない理由を聞かれても、すぐにスマホを覗き込んで話を切り上げてしまうんです。

「あれ、進めてくれてる?」と部長が確認しに来た時、彼女はこともなげに言い放ちました。

「私、それ聞いてないんで」

その場の空気が、すうっと冷えました。

社長室から戻ってきた直属の課長の顔色

当然、回らなくなった案件のしわ寄せは、彼女の直属の課長に行きました。

期日を過ぎた書類が積み上がり、取引先からの催促も課長へ集中。

やがて社長室に呼び出される回数が、目に見えて増えていったのです。

ある日、長い面談から戻ってきた課長は、誰とも目を合わせずに席に着きました。

「うちの管理が甘いと。それは、そうなんですけど」

独り言のような声が、私にだけ届きました。

当の彼女はと言えば、定時にきっちり退社して、友人とランチの予定を立てている。

怒られている課長の方が、はるかに真面目に仕事と向き合っているのは、誰の目にも明らかでした。

「あの人、自分の評価が下がるって分かってないんですかね」

同期が小さな声で愚痴を漏らしました。

けれど不思議なことに、彼女自身の評価は決して悪くなかったのです。

会議では物おじせず発言し、社外の打ち合わせでは愛想よく振る舞う。表に出るところだけは、いつも完璧でした。

(こういう要領のいい立ち回りをする人は、いつか評価されなくなる)

私はそう自分に言い聞かせました。けれど、課長は痩せていき、彼女は今日も笑っている。

その光景が頭から離れなくて、何度も同じ問いが胸に浮かびます。

真面目にやっている方が、なぜ削られていくんだろう。答えは出ないまま、モヤモヤだけが残りました。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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