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葬儀欠席の理由は「美容院の予約があるので♡」嫁の言い分に絶句。「死んだ人のために──」さらなる衝撃発言が

  • 2026.5.7

価値観は、世代や育ってきた時代背景、家庭環境によって大きく変わるものです。自分にとっては当たり前の常識でも、相手にとってはそうではないこともあります。今回は筆者の親類の女性が体験談を聞かせてくれました。

画像: ftnews.jp
ftnews.jp

信じられない欠席理由

先日、夫の兄が急逝しました。
息子夫婦にもよくしていただいた方です。当然家族全員で葬儀に参列するものと思っていました。

ところが、LINEで葬儀の日程を知らせると、嫁のM美さんからはありえないメッセージが。
なんと、「その日は美容院でヘッドスパを予約しているので私は欠席します」と言うのです。

どこまでも噛み合わない価値観

「M美さん、お葬式なのよ? 伯父様にはあんなに可愛がってもらったじゃない。予約なんて変更できるでしょう?」

思わず電話をかけて問い詰めると、彼女の口からは、あまりにも冷徹な言葉が飛び出しました。

「私の髪と頭皮は、今ケアしないとダメージが残るんです。キャンセル料もかかりますし……。亡くなった方のために、生きてる私の美容院をキャンセルするなんて、合理的ではないじゃないですか?」

私にとって葬儀は、故人への感謝を伝える大切な場です。
でも彼女にとっては、事前に決まっていた自分の予定を守ることのほうが大事だったのでしょう。

どちらが正しいというより、そもそもの優先順位がまるで違っているのだと、そのとき痛感しました。

苦しさの正体

葬儀当日、親戚から「あら、M美さんは?」と聞かれるたびに、私は気まずい思いで話をそらすことしかできませんでした。

しかし、読経を聴きながら、ふと気づいたのです。
私が苦しいのは、「家族なら参列するのが当たり前」「嫁ならこうあるべき」という枠に、彼女を押し込めようとしていたからなのだと。

M美さんには私とは別の、全く違うルールがある。
価値観の違う相手に、自分の常識を求めても、お互いが疲れるだけでした。

私はその日、彼女にマナーを期待することを一切やめました。
そして同時に、私も無理してまで「良き姑」にならないことを決意したのです。

決めた瞬間、肩の荷がふっと軽くなりました。

期待を手放して軽くなる心

それ以来、私は法事や盆の集まりに彼女を誘うのをやめました。

彼女を「冷たい嫁」と嘆くより、「価値観の違う他人」と割り切る。
心の境界線を引いたことで、驚くほど穏やかな日々が戻ってきました。

葬儀を欠席してまで守り抜いた彼女の髪が、ツヤツヤに輝いているところを想像すると、今でもふっとおかしさが込み上げてきます。

価値観の違いを嘆くより、ただ違う人なのだと受け止める。
これからは、自分が穏やかでいられる距離感を大切にしたいと思っています。

【体験者:60代・女性主婦、回答時期:2026年3月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。

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