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夫「でかい方がかっこいいだろ!」試乗で無理と言った私を無視し大型車を契約。後日、夫が謝ってきたワケ

  • 2026.6.16

私の声は聞かない人

夫の金銭感覚は、いつも自分ファーストだ。スマホは二年ごとに勝手に買い替え、自分の趣味の物はためらいなく買う。

「これ、欲しいんだけど」

「どうせ使わないだろ。やめとけ」

私が何か欲しがると、決まってこれだ。

そんな夫と、十三年乗った車をようやく買い替えることになった。私は条件をひとつだけ出した。

「今度は私も運転できる車にしてね」

ところがディーラーで夫が目をつけたのは、見るからに大きな車だった。試乗させてもらったが、車幅の感覚がまるで掴めない。

「ごめん、これは大きすぎて私には無理」

「でかい方がかっこいいだろ!」

私の声は、まるで聞こえていないようだった。

強引に決めた大型車

「だから、私運転できないって言ってるよね?」

「すぐ慣れるって。心配しすぎなんだよ」

慣れる慣れないの問題じゃない。何度そう言っても、夫は契約書にサインする手を止めなかった。結局その大型車は、夫の独断で我が家にやってきた。

「な、いい車だろ」

満足げな夫の横で、私はその巨体を見上げてため息をついた。案の定、私はその車にまったく乗れなかった。

駐車場に入れるだけで冷や汗が出るし、狭い道ですれ違うときには心臓が縮む思いがする。何度ハンドルを握っても、車幅の感覚は最後まで掴めなかった。

私が運転できない以上、車を使う用事はすべて夫に回ることになる。

「悪いけど、明日の子どもの送迎お願いね」

「は?なんで俺が」

「私、その車運転できないもの。あなたが選んだ車でしょ」

夫は一瞬黙ったが、まだ事の重大さに気づいていなかった。

数週間で上がった音

そこからの夫は大変だった。子どもの送り迎え、週末の買い出し、雨の日の駅までの足。

これまで全部私がこなしていた用事が、ごっそり夫の肩にのしかかったのだ。

「今日も俺が買い出しかよ……」

平日は仕事で疲れ、休日も運転手。数週間も経つと、さすがの夫も限界が来たらしい。ある晩、夫がぼそりと切り出した。

「なあ……やっぱりお前も運転できないと、家が回らないわ」

待っていた一言だった。

私はにっこり笑って返した。

「私、最初からそう言ったよね?」

夫は口を開きかけ、何も言えずに閉じた。それから視線を泳がせ、最後はうつむいてしまった。

「……返す言葉もないわ」

翌週、夫は自分からディーラーに相談しに行った。私でも扱えるサイズのセカンドカーを足すことになり、大きな買い物は必ず二人で決める、という約束が新たに加わった。

「次は、ちゃんと一緒に選ぼうな」

そう言う夫の顔は、もうかっこよさのことなど一言も口にしなかった。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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