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「なぜ早く来なかったの?」左下半身の激痛を虫刺されと放置した私に医師が放った言葉【医師監修】

  • 2026.5.5

出張中に突然襲った左下半身のビリッとする激痛。私はただの虫刺されや腰痛だと思い込み、市販薬を飲んで仕事を優先しました。しかし痛みで夜も眠れず、ようやく受診した際に医師から「なぜ早く来なかったのか」と厳しく叱られることに。放置すると顔面まひなどの後遺症も招くという病気の正体を知り、自分の判断の甘さを痛感した体験です。

出張中に突然左下半身にビリッと激痛が!

海外生活も20年を過ぎた47歳のとき、管理職として毎日非常にストレスの多い日々を過ごしていたある日のこと。出張先で会議中に突然、左大腿部の内側にビリッとした激痛を感じました。その夜は痛みが腰まで広がり、激痛と皮膚の腫れのため、ほとんど眠れませんでした

以前、地方への出張時に虫に刺されて足が腫れたことがあったので、今回も「虫に刺されたのかな」と思いましたが、応急処置として市販の痛み止めを飲み、なんとか翌日の仕事をこなし夜遅くに出張から帰宅しました。

仕事を終えてようやく病院に行ったのは翌日の夕方、痛みが出現してから3日目でした。信頼できる医療機関の数が限られていて、仕事場からも自宅からも病院が遠いため、受診するのが遅れました。自分で症状をネット検索したときには、腰痛や神経痛の可能性が高いと思い、まあ急ぎではないだろうと自己判断し、病院に行くのが遅くなってしまったのです。

診療に来るのが遅いと医師に叱られた理由

病院で診察を受けると、ほぼ即決で「帯状疱疹です」と医師に診断されました。

「帯状疱疹は症状が出たら早期に治療してウイルスの増殖や痛みを抑えることが大切な病気です。症状が出てからすぐに病院に来ていれば、抗ウイルス薬で治療ができたのだけれど、発疹が出てから3日目だから抗ウイルス薬の効果は低くなってしまいます。後日、帯状疱疹後神経痛(たいじょうほうしんごしんけいつう)になる可能性が高いですよ。なぜ早く来なかったのですか?」と医師に叱られてしまいました。

医師によると、私のように夜も眠れないほど強い痛みがあったり、皮膚症状が重症な人は、神経痛が残る可能性が高いため、とにかく早く帯状疱疹を発見・治療する必要があるそうです。発症する部位で多いのは胸から背中にかけての上半身ですが、顔面、特に目の周辺に発症すると、角膜炎や難聴、まれに髄膜炎などの重篤な合併症になることもあり、耳の周辺の場合は顔面神経がまひする場合もあるそうです。

痛みの箇所によって、腰痛、五十肩、歯痛などと勘違いして受診される方がいるそうですが、私の場合は大腿部の内側から腰の痛みでした。腰痛や大腿部の痛みはこれまでに経験したことのある痛みであったため、間違えた自己判断による受診の遅れにつながりました。

帯状疱疹ウイルスにはストレスが大敵!

水疱瘡(みずぼうそう)にかかると、その後もウイルスが体内に潜伏し、疲れやストレスなどによって免疫力が落ちることにより、帯状疱疹を発症するそうです。私が水疱瘡にかかったのは2歳前だったので、実に45年間もウイルスが体内に潜んでいたことになります。

帯状疱疹を発症した当時は、夫の単身赴任が始まり、職場での人員削減のため部下のリストラ、部下の汚職が発覚しその対応に追われるなど、ストレスがピークの状態のまま、睡眠時間はいつも5時間以内という生活でした。

帯状疱疹後神経痛が原因と思われる痛みが

その後、年に1回程度、帯状疱疹後神経痛が原因と考えられる首、肩や腰の痛みがあり通院していますが、別件で休職してからは睡眠時間も増え格段に免疫力が回復しました。

私の場合、帯状疱疹という病気に関する知識がなかったため、免疫力が低下している自覚はあったものの、ストレスの多い生活が続き事前に予防することができませんでした。

まとめ

「体の片側だけに痛みと発疹が出る」という帯状疱疹の典型的なサインを知っていれば、もっと早く受診できていたと思います。この経験から、体が発するサインを見逃さないこと、そして何より免疫力を高める生活を心掛けることの大切さを、文字通り「痛み」を持って学びました。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

監修:窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)

著者:栗原 さとみ/40代主婦。中学生と小学生の2児の母。これまで20年以上海外で仕事をしてきたが、数年前より自分の体と向き合いながらストレスの少ない働き方や生き方を模索する毎日。

イラスト:サトウユカ

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています


監修者:医師 くぼたクリニック松戸五香院長 窪田 徹矢 先生

獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouTuberとしての情報発信もおこなっている。

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

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