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「アタシを殺す気かい?」と姑が叫ぶ味噌汁はおふくろの味だった!?嫁姑間の“食生活の違い”という深い溝【作者に聞く】

  • 2026.5.4
「母が残してくれた唯一のレシピ」と言われるとお姑さんも何も言えない…。 画像提供:伊東(@ito_44_3)
「母が残してくれた唯一のレシピ」と言われるとお姑さんも何も言えない…。 画像提供:伊東(@ito_44_3)

嫁と姑という、ぶつかり合いがちな関係。その定番の構図から始まりながら、思わぬ方向へ展開していくのが、伊東(@ito_44_3)さんの作品「不摂生の血筋」である。

”おふくろの”味という最強ワード

不摂生の血筋01 画像提供:伊東(@ito_44_3)
不摂生の血筋01 画像提供:伊東(@ito_44_3)
不摂生の血筋02 画像提供:伊東(@ito_44_3)
不摂生の血筋02 画像提供:伊東(@ito_44_3)
不摂生の血筋03 画像提供:伊東(@ito_44_3)
不摂生の血筋03 画像提供:伊東(@ito_44_3)

「なんだいこの塩辛い味噌汁!アタシを殺す気かい?」食卓に響く姑の強い言葉に、嫁は思わず謝罪する。しかし続けて口にしたのは、「これがうちのおふくろの味なんです」という一言だった。単なる味の好みの違いでは済まされない、空気の張り詰めたやり取りが始まる。

ケンカ勃発かと思いきや…!?

「こんな味噌汁がかい!?親の顔が見てみたいね」姑の言葉は厳しく、いかにも対立を深めそうな響きを持つ。だが、そのやり取りの中で、ただの意地のぶつかり合いとは異なる違和感がにじみ始める。嫁の言葉には、どこか譲れない理由があるようにも感じられる。

"亡き母"“おふくろの味”という、嫌味すら言えない状況

やがて明かされるのは、嫁の母がすでに他界しているという事実。そしてその母が残したレシピこそが、この味噌汁だった。家庭の味として受け継がれてきたものは、単なる味付けではなく、記憶そのものでもある。塩辛さの裏にある背景が見えたとき、食卓の空気は少しだけ違って見えてくる。

嫌がらせではない”本当の価値観の違い”

本作について伊東さんは「嫌がらせではなく、本当に塩辛かったらどうなるかを考えた」と語る。価値観や食生活の違いは簡単には埋まらないが、その奥にはそれぞれの人生や記憶がある。だからこそ、単純な善悪では語れない関係が浮かび上がる。

一杯の味噌汁から広がる、小さな衝突とその背景。日常の中にあるすれ違いを、静かに描いた一作である。

取材協力:伊東(@ito_44_3)

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