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狭いスペースでも育てられる!【ラベンダーの鉢植え】根腐れ予防が成功のカギ

  • 2026.5.4

狭いスペースでも育てられる!【ラベンダーの鉢植え】根腐れ予防が成功のカギ

「いつかは育ててみたい」憧れのラベンダー。今春、挑戦したいあなたをプロがサポートします。ここではラベンダーを鉢に植える方法について解説。さわやかな香りと紫の彩りを楽しみましょう。

監修
柴田忠裕さん

新潟大学大学院修了後、千葉県農林総合研究センターに30 年勤務。コニファーの特性解明や屋上緑化用「マット植物」の開発に携わる。
現在、千葉県園芸協会種苗センター長、ジャパンハーブソサエティ(JHS)理事長、花卉懇談会長、佐倉ハーブ園長。
大学講師や『コニファーガーデン』(NHK 出版)など、著書も多数。

植えつけ

環境が整ったら、いよいよ植えつけです。大切なのは、根鉢をやさしく扱い、新しい土へとスムーズになじませること。地植えなら過酷な暑さや乾燥への備えを、鉢植えなら排水性と通気性を高める工夫を。このひと手間が、健やかで香り豊かなラベンダーへとつながります。

鉢選び

ラベンダーを鉢植えで栽培するなら、理想はやはり素焼き鉢。鉢の側面からも呼吸するように水分が蒸発するため、余分な水分が早く抜け、根腐れを防いでくれます。

鉢底からひも状の吸水綿を通し排水をサポート


プラスチック鉢の底穴2カ所に、外側から内側に向けてひも状の吸水綿を通す。これが、鉢内部の余分な水を外へ出す排水の道になる。


鉢に土を少し入れる。そこにラベンダーをポットから出し、根鉢をくずしてから鉢に植えつける。


あいたスペースに土を足す。このとき土を指で押さえるのではなく、鉢を地面にトントンと軽く打ち当て自然に用土と根鉢を落ち着かせる。


土が沈んだら、あいたスペースに土を足し土表面の高さを整える。苗の肩の部分が少し見えるよう浅植えにすると、根腐れ防止に効果的。


水をたっぷり与えて、一度水が引いたら、再度たっぷり与える。


鉢底の吸水綿を伝って、余分な水が滴り落ちる。これにより、ラベンダーを根腐れから守る。

木炭の力で鉢植えでも蒸れない環境


鉢に土を少し入れる。


土の上に木炭3~4個ほどを入れる。鉢という限られたスペースで過湿防止と根腐れをブロックしてくれる。


入れた木炭を覆うように土をかぶせる。


ラベンダーをポットから出し、根鉢をくずしてから鉢に植えつける。このとき、深植えに注意する。


あいたスペースに土を足す。このとき土を指で押さえるのではなく、鉢を地面にトントンと軽く打ち当て自然に用土と根鉢を落ち着かせる。


土が沈んだら、あいたスペースにさらに土を足して土表面の高さを整える。最後に水をたっぷり与えて、完成。

地植えと鉢植えのいいとこどり【半地植え】

「半地植え」は、鉢ごと土に埋めるハイブリッド手法。地中のほうが温度が安定するため、暑さを嫌うラベンダーに最適です。鉢底から大地へ根が伸び、ふっくら成長しやすい。また雨が続くときは鉢ごと抜いて軒下への移動ができるメリットも。

撮影/柴田和宣

※この記事は『園芸ガイド』2026年春号の記事を、WEB用に再編集したものです。

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