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プロが伝授!【ラベンダー】栽培で失敗知らずの環境をつくるには?

  • 2026.4.30

プロが伝授!【ラベンダー】栽培で失敗知らずの環境をつくるには?

「いつかは育ててみたい」憧れのラベンダー。今春、挑戦したいあなたをプロがサポートします。ここでは失敗しない環境づくりについて解説。さわやかな香りと紫の彩りを楽しみましょう。

監修
柴田忠裕さん

新潟大学大学院修了後、千葉県農林総合研究センターに30 年勤務。コニファーの特性解明や屋上緑化用「マット植物」の開発に携わる。
現在、千葉県園芸協会種苗センター長、ジャパンハーブソサエティ(JHS)理事長、花卉懇談会長、佐倉ハーブ園長。
大学講師や『コニファーガーデン』(NHK 出版)など、著書も多数。

環境づくり

ラベンダー栽培を成功させる最大のカギは、自生地に近い環境を再現することです。特に大切なのが、湿気を嫌う性質に合わせた「排水性のよい場所」づくり。土壌の通気性を高め、排水性を改善するひと工夫が、ラベンダーがストレスなく育つ大切な環境です。

排水性や通気性がUP 根腐れ防止にも効果的【木炭を埋め底上げ】


植えつけ場所が決まったら、雑草を取り除く。次に、シャベルを使って周囲より少し高くなるように土を盛る。


①で作った小さな山のすぐ隣に沿うようにして、排水用の溝を掘る。高低差をつけることで、水はけのよい環境ができる。


②の小山のベースとなる土に、腐葉土と化成肥料を加えてよく混ぜ合わせる。肥料の目安は、盛り土1ℓに対して2g程度。


山にこぶしひとつ分ほどの穴を掘る。


穴に木炭を3~4個ほど入れる。木炭には排水を助けるだけでなく、土を清潔に保つ効果もある。


入れた木炭を覆うように土をかぶせる。植えつけの際は、この小山の頂点に苗を植えつける。

【土づくり】

「排水性」と「通気性」のよい栽培環境が整ったら、次は用土を準備しましょう。地植えを楽しむなら、もともと庭にある土をベースに活用してもOK。


ベースとなる赤玉土は、大粒と小粒を混ぜ合わせる。中粒がある場合は中粒のみでよい。


そこに2~3割の腐葉土を入れる。より手軽に作るなら、市販の園芸用培養土に赤玉土を加えて。庭の土をベースにする場合は、全体の約2割の腐葉土を混ぜ合わせる。


化成肥料を入れる。目安は土1ℓに対して2g。


均一になるよう、全体に混ぜる。土に栄養と適度な保水性が加わり、元気なラベンダーが育つ。

ラベンダーが好む「中性」の土に調整して

日本の土は酸性に傾きがちです。消石灰などを施して、「中性」へと酸度を整えましょう。目安は1㎡(土量約200ℓ)につき400g ほど。このひと工夫で根張りがよくなり、土中の栄養をスムーズに吸収できるようになります。

撮影/柴田和宣

※この記事は『園芸ガイド』2026年春号の記事を、WEB用に再編集したものです。

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