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下校中の女子高生「私の影がない…」→消えた同級生の影。背後に迫る“怪異”に背筋が凍る【作者に聞く】

  • 2026.4.27
影踏み鬼_P01 三ノ輪ブン子(@minowabunko)
影踏み鬼_P01 三ノ輪ブン子(@minowabunko)

子どものころ、“影踏み鬼”もしくは“影踏み”をして遊んだ記憶がないだろうか。鬼を1人決め、鬼は子を追いかけて影を踏み、踏まれた人が次の鬼になるという遊びだ。影が強く出る晴天の日に行われることが多いが、日本では明治30年代まで月明かりの夜に行われることが多かったという。

影踏み鬼_P02 三ノ輪ブン子(@minowabunko)
影踏み鬼_P02 三ノ輪ブン子(@minowabunko)
影を踏みつけた瞬間に声をかけられ、踏んだまま振り返った 三ノ輪ブン子(@minowabunko)
影を踏みつけた瞬間に声をかけられ、踏んだまま振り返った 三ノ輪ブン子(@minowabunko)
影踏み鬼_P04 三ノ輪ブン子(@minowabunko)
影踏み鬼_P04 三ノ輪ブン子(@minowabunko)
影踏み鬼_P05 三ノ輪ブン子(@minowabunko)
影踏み鬼_P05 三ノ輪ブン子(@minowabunko)

今回紹介するホラー漫画「影踏み鬼」は、派手さはないが、読後に静かな恐怖が訪れる作品だ。読者からは「今度もし影踏み鬼するときトラウマになりそう」といった声が上がっている。天気のいい日にふと振り返ったとき、誰かが自分の影を踏みつけていたら…と想像すると、背筋に冷たいものを感じる。

物語は、下校中の主人公・はるかにクラスメートの七海が後ろからぶつかってくる場面から始まる。謝りもせずに彼氏のもとへ駆け寄る七海。はるかが声をかけても無視されたため、はるかはすぐ前を歩く七海の影を「もう!」と強く踏みつけた。その瞬間、自分を呼ぶ声に振り返るはるか。そこには友人の由衣がおり、一瞬目を離した隙に七海たちは遠ざかっていった。しかし、少し先を歩く七海の影がなくなり、はるかの足元には誰かの影が落ちていて…!

月夜の晩に影を踏まれると…?作者が語る着想のきっかけ

「昔は月明かりで遊んでいたなんてロマンチックですね」と微笑むのは、本作の著者・三ノ輪ブン子(@minowabunko)さんだ。三ノ輪さんは「貧女ハウスへようこそ〜月給13万女子とふわふわパンケーキ〜」(小学館)や、「実録怪談 本当にあった怪奇村 新犬鳴トンネル」(竹書房)などの代表作を持ち、ホラー作品を中心に描いている。静かな恐怖や登場人物たちの細やかな心理状態を描くことに長けた三ノ輪さんに、本作の裏側を聞いた。

懐かしい遊びをモチーフにした理由について、三ノ輪さんは「月夜の晩に影を踏まれると死ぬ、という話をどこかで読んだ気がするんです」と明かす。記憶を頼りに描いた作品だが、もともと「影踏み」は月夜の晩にする遊びだったという説があり、そこから派生した話を耳にしたのではないかと推測する。月夜の晩の影踏みというシチュエーションについて、「ロマンチックでもあり、どこか怖さも秘めていて…!子どもの遊びや童謡って、かわいいのにどこか怖くて懐かしくて、いいですよね」と語ってくれた。

影を奪われた同級生の行方は?

このあと、影を踏まれた七海は一体どうなるのか。七海の影を剥がしてしまったはるかに、「次はあなたが鬼」という声がどこからともなく聞こえてくる。次ははるかが誰かに影を剥がされてしまうのか、古くから伝わる遊びをモチーフにした本作を読むと、真っ昼間でも背後の気配に震え、とっさに振り返ってしまうことだろう。

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