1. トップ
  2. エピソード
  3. 「俺のこと好きじゃなかったのか!」突然床を叩き始めた不倫相手→豹変した声色と視線に背筋が凍った

「俺のこと好きじゃなかったのか!」突然床を叩き始めた不倫相手→豹変した声色と視線に背筋が凍った

  • 2026.5.13
「俺のこと好きじゃなかったのか!」突然床を叩き始めた不倫相手→豹変した声色と視線に背筋が凍った

悩みを聞いてくれた頼もしい存在

若い頃、付き合っていた彼氏とは喧嘩が絶えませんでした。何度も別れたくなっては、結局戻ってを繰り返してしまう。それでも好きで離れられない。そんな時期に、仕事関係で出会ったのが彼でした。

最初は別々の現場で動くだけの間柄です。打ち合わせのたびに少し言葉を交わす程度。でも、私が悩みを抱えていることに気づいたのか、彼はどんな話でも静かに耳を傾けてくれました。穏やかで頼もしい人だと、ずっとそう思っていたんです。

会えば自然と、プライベートな話もするようになりました。彼氏のこと、別れたいのに別れられないこと。彼は責めず、ただ「大変だね」と頷いてくれる。その距離感に、私は救われていたのだと思います。

良くないことだと、わかっていたんです。

彼氏がいる身で、この人と深い関係になってはいけないと。

それでも、優しい時間に甘えてしまった。彼氏の話を続けても顔色を変えない彼に、私は勝手に「割り切ってくれている人」と決めつけていたのかもしれません。

別れ話の途中で響き始めた音

関係はしばらく続きました。けれど、どこかで終わらせなくてはと思っていた私は、ある夜、思いきって切り出しました。

「ごめんね。もうこういう関係はやめたいの」

静かに、できるだけ穏やかに伝えたつもりでした。彼ならわかってくれるはず。そう思っていたんです。

ところが、次の瞬間、目の前の彼の顔色がすっと変わりました。手のひらが、すぐ脇の床を叩き始めた。低く、固い音がリビングに響きます。

「俺のこと好きじゃなかったのか!」

「こんなに好きなのに!」

怒鳴り声のようでも、泣き声のようでもない、聞いたことのない声色でした。

視線はまっすぐ私を捉えたまま、ぴくりとも逸れません。瞬きの数まで普段と違って見える。穏やかだったあの彼とは、まるで別人でした。

(この人、こんな顔ができたんだ)

背筋がすっと冷えていくのを感じました。私は彼氏もいる身で、そもそも本気の関係を続けるつもりはなかった。けれど、相手はここまで本気でいたのだと、そのときになって初めて知ったんです。

彼の中で、私たちの関係は、私が思っていたものとまったく別の形で進んでいたのでした。

その温度差に、ただ立ち尽くすしかなかった。何十年も経った今でも、あの夜の床の音と動かない視線を思い出すと、首の後ろがひやりとします。優しさだと思っていたものは、本当は何だったのだろう、と今も問いが残ります。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、50代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

元記事で読む
の記事をもっとみる