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『プラダを着た悪魔』から『マテリアリスト 結婚の条件』まで!一歩踏みだすきっかけをくれる“現代ニューヨーク映画”4選

  • 2026.4.23

第96回アカデミー賞で作品賞にノミネートされた『パスト ライブス/再会』(23)のセリーヌ・ソン監督が、ふたたびA24とタッグを組んだ『マテリアリスト 結婚の条件』(5月29日公開)。ニューヨークを舞台に、現代の婚活市場で繰り広げられる男女のリアルを描きだしたロマンティックなラブストーリーだ。

【写真を見る】ダコタ・ジョンソンがペドロ・パスカルとクリス・エヴァンスの間で揺れる!現代の恋愛事情が赤裸々に?

そんな本作の公開に備え、世界中の誰もが憧れを抱く街ニューヨークで、恋や友情、仕事に悩みながら成長していく主人公たちの姿を描く“現代ニューヨーク映画”の傑作たちを一挙に紹介していこう!

20年経っても色褪せない、恋と仕事に悩む人の“バイブル”!

ニューヨークで仕事や恋に奮闘する映画といえば、やっぱり『プラダを着た悪魔』 [c]Everett Collection/AFLO
ニューヨークで仕事や恋に奮闘する映画といえば、やっぱり『プラダを着た悪魔』 [c]Everett Collection/AFLO

まずは公開当時に世界中で社会現象を巻き起こした『プラダを着た悪魔』(06)。ジャーナリストを目指してニューヨークにやってきたアンディ(アン・ハサウェイ)が、一流ファッション誌「ランウェイ」の編集部で新人アシスタントとして働き、悪魔のような編集長ミランダ(メリル・ストリープ)に振り回されながら奮闘していく姿が描かれる。

ファッションに疎かったアンディが、少しずつファッションに興味を持っていくと同時に、仕事のおもしろさを見出していく姿。また、自身の私生活や恋愛に悩む等身大の姿など、共感せずにはいられないポイントがたっぷり詰め込まれ、いまなお“働く女性たちのバイブル”として熱烈な支持を集める一本。5月1日(金)から公開される20年ぶりの続編『プラダを着た悪魔2』も注目だ。

試練を乗り越えるヒントは、“人生の大先輩”との交流?

洗練されたファッションも見逃せない『マイ・インターン』 [c]Everett Collection/AFLO
洗練されたファッションも見逃せない『マイ・インターン』 [c]Everett Collection/AFLO

『プラダを着た悪魔』のハサウェイが、名優ロバート・デ・ニーロと共演した『マイ・インターン』(15)もニューヨークを舞台にしたハートフルな一作。仕事と家庭を両立させながら、誰もがうらやむような人生を歩んでいた人気ファッションサイトのCEOジュールズ(ハサウェイ)。ある時、会社の福祉事業で雇われたシニアインターンのベン(デ・ニーロ)が彼女のアシスタントに。

40歳も年上の男性アシスタントに初めは戸惑うジュールズだったが、徐々に打ち解け心を通わせながら、様々な試練を乗り越えていく。そんな年の離れた2人の心温まる友情が、忙しい日々のなかで忘れかけていた大事なことを思い出させてくれる。「アグリー・ベティ」や『セックス・アンド・ザ・シティ2』(10)など、ニューヨーク・ファッションに精通したジャクリーン・デメテリオが手掛けた衣装も見どころ。

音楽映画の名匠が手掛けた、元気をくれる一本

キーラ・ナイトレイがシンガーソングライターを演じた『はじまりのうた』 [c]Everett Collection/AFLO
キーラ・ナイトレイがシンガーソングライターを演じた『はじまりのうた』 [c]Everett Collection/AFLO

ファッションだけでなく音楽文化もニューヨークの特徴の一つ。『ONCE ダブリンの街角で』(07)のジョン・カーニー監督がメガホンをとった『はじまりのうた』(13)は、イギリスからニューヨークにやってきたシンガーソングライターのグレタ(キーラ・ナイトレイ)が音楽プロデューサーのダン(マーク・ラファロ)と出会い、“小さな奇跡”を起こしていく物語。

劇中には第87回アカデミー賞で歌曲賞にノミネートされた「Lost Stars」をはじめ、魅力的で心打つ楽曲が多数登場する。それらに加え、活気あふれたニューヨークの街並みや、登場人物たちの成長と変化など、そっと背中を押してくれる要素が満載。気持ちが沈んだ時に観れば、元気をもらえること間違いなしだ!

リッチな彼か元カレか…主人公の“人生の選択”に共感必至

そして、ニューヨークの結婚相談所で“マッチメーカー”として働く主人公を描く『マテリアリスト 結婚の条件』。昨年夏に北米公開されるや、週末興収ランキングで5週連続トップテン入りを果たすスマッシュヒットを記録。全世界興収は1億ドルを突破し、A24作品歴代4位のヒット作へとのぼり詰めた話題作だ。

【写真を見る】ダコタ・ジョンソンがペドロ・パスカルとクリス・エヴァンスの間で揺れる!現代の恋愛事情が赤裸々に? Copyright 2025 [c] Adore Rights LLC. All Rights Reserved
【写真を見る】ダコタ・ジョンソンがペドロ・パスカルとクリス・エヴァンスの間で揺れる!現代の恋愛事情が赤裸々に? Copyright 2025 [c] Adore Rights LLC. All Rights Reserved

迷える人々を導き、数々のマッチングを成功させてきたルーシー(ダコタ・ジョンソン)。自らマッチングさせたカップルの結婚式に出席した彼女は、リッチで完璧なハリー(ペドロ・パスカル)と出会い、真剣交際に踏み出す。しかし時同じくして、売れない俳優をしている元恋人のジョン(クリス・エヴァンス)への想いも再燃。2人の男性の間で揺れ動くルーシーは、やがて仕事でも恋愛でも大きな岐路に立たされることに。

「現代の恋愛というテーマは、映画で語る価値がある」と語るセリーヌ・ソン監督は、実際に10年前にマッチメーカーとして働いていた経歴の持ち主。その経験のなかで、クライアントに「パートナーになにを求めるか」を尋ねると数字で返ってくることに気付き、「恋愛がしたいのに相手の価値を測っているから、どうしても矛盾が生じる」と感じたことから本作が生まれたのだとか。

メガホンをとったセリーヌ・ソン監督は、主人公と同じ“マッチメーカー”をしていた経験が Copyright 2025 [c] Adore Rights LLC. All Rights Reserved
メガホンをとったセリーヌ・ソン監督は、主人公と同じ“マッチメーカー”をしていた経験が Copyright 2025 [c] Adore Rights LLC. All Rights Reserved

全編35ミリフィルムで撮影された美しい映像と、煌びやかなニューヨークの街並み、そして洗練されたファッションのなかで描かれる、現代を生きる誰もが共感せずにはいられない本作。“真実の愛”や“人生の選択”について考えながら、このロマンティックなラブストーリーを劇場で楽しんでみてはいかがだろうか。

文/久保田 和馬

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