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ひいおじいちゃんと一緒にイースターの卵を染める娘。毎年同じことの繰り返しが、心身に与えること【タベコト in Berlin・122】

  • 2026.4.18

ベルリン在住で6人の子どものお母さん。モデルとして活躍する傍ら「台所から子育て、暮らしを豊かに」をコンセプトに、オンライン講座とウェブサイトを主宰している日登美さんによる、「食」からはじまるエッセイです。

ドイツのイースター

ドイツは先日イースター休暇が終わり、学校が始まりました。日本ではあまりお祝いすることが少ないかもしれませんが、キリスト教の国々ではクリスマスより重要視されていると言っても過言ではないのが復活祭(イースター)です。

ひいおじいちゃんと一緒にイースターの卵を染める娘。毎年同じことの繰り返しが、心身に与えること【タベコト in Berlin・122】の画像1
ひいおじいちゃんと卵を染める娘。絵の具も使って色とりどり

我が家ではイースターはひいおじいちゃんの家に行くのが恒例。毎年イースター用の卵を染めるのは楽しく、そのために玉ねぎの皮を一年分ためているのに今年は持って行くのを忘れちゃったんですが、おじいちゃんの家にもあったので助かりました。

冬の長いドイツではイースターの訪れは格別に嬉しく、芽吹く草木の美しさを眺めるだけで幸せな気分になれる。春っていいものですね。

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玉ねぎの皮の渋さとカラフルな卵。これを庭に隠して探すのが恒例。

間もなく食卓ではいちごとホワイトアスパラガスの季節を迎えるドイツですが、イースターではひと足お先にいちごのタルトを作るのがお決まり。こういう毎年繰り返す行事というのは心身の安心と安定につながり、子どもの健やかな成長にとって大切だとシュタイナー教育では言われています。

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お茶の時間の準備は男性陣の出番。夫とひいおじいちゃんが用意してくれます。
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わたしの作ったイースター定番いちごのタルト。90歳ひいおじいちゃんが焼く定番のフルーツケーキも。

たしかに、この休暇中、ひいおじいちゃんの家に行って感じたのは、この繰り返しの心地よさ。近年では毎日がハプニング、イベント続きというような刺激的な日常を送ることが多いこの社会の中で、のどかにゆっくりと流れる田舎の時間は心身を安心で満たしてくれました。

朝起きる、いつもの朝食がある、昼ごはんを食べてお昼寝の時間がある。3時にはお茶の時間があって、夜にはお夕飯。テレビのない生活。動きと静けさというリズムのある暮らし。都会の日々の暮らしでは簡単ではなくなってしまった、当たり前の暮らしこそ、わたしたちの心身を健やかにしてくれるのだなぁと改めて感じたイースターでした。

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卵転がし遊びも定番! これをやらずにイースターは始まらない! 素朴な遊びを毎日満喫。
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わたしはせっせとタルトを焼く。お茶とケーキの時間が欠かせないドイツの休暇です。

どうしても日々は忙しくなりがちですが、せめて食卓の上だけでもリズム(時間や、いつもの、という習慣)を刻めたらきっと子どもたちの成長の助けになると思います。

もしかすると、品数をこなす凝った食卓よりも、家庭ごとにある日々のリズムに沿ったシンプルな食卓を紡ぐだけで子どもは元気に育つのかもしれません。

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