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【保存版】バラのアブラムシ対策、何からする?初期に効く駆除のコツと春に増える理由、予防まで丸わかり

  • 2026.4.18

【保存版】バラのアブラムシ対策、何からする?初期に効く駆除のコツと春に増える理由、予防まで丸わかり

ほんの数日目を離しただけと思っていたのに、新芽やつぼみにアブラムシがびっしり! 多くの人が味わったことのある苦い経験でしょう。バラの害虫の代表格であるアブラムシの発生原因と、その対処法を解説します。

恐るべし!アブラムシの繁殖力

アブラムシはバラのやわらかい新芽やつぼみを好んで集まる害虫です。
厳冬期と猛暑期を除けばほぼ一年中発生しているといってもよいでしょう。

特に被害が多発するのは春ですが、これには理由があります。
旺盛に生長する4月ごろのバラの体内にはアミノ酸や糖類が豊富に含まれており、アブラムシにとっては非常に栄養価の高い吸汁源、つまりエサになるわけです。

バラから栄養をとったアブラムシは短期間で爆発的に増えます。
多くのアブラムシはメスだけで増える単為生殖のため、次々と子どもを産み出します。
一匹のメスが産む子の数がそもそも多く、さらに胎生といって卵ではなく体内で生長した幼虫をそのまま産むため、生まれた瞬間から吸汁を始めすぐに次の世代を生み出すのです。

最初はわずか数匹だったのが、うっかりしているうちに急拡大し、隣の株にも移動し広がっていくのにはこういう理由があったのです。

被害にあったバラはどうなるの?

アブラムシに栄養を吸われることで、バラは芽が縮れたり、つぼみがうまく開かなくなったりします。

バラが一番美しく咲くと言われる春の一番花ですが、アブラムシの被害を放っておくと花はいびつに咲き、枝の伸びが悪くなったり葉が小さくなったりして、株全体の元気もなくなっていきます。

また、アブラムシが付いたバラを観察すると、べたべたしたものが葉や茎についていることがよくあります。
これはアブラムシの排泄物で、黒く汚れて見苦しいだけでなく黒いカビがつくと‘すす病’が発生することもあります。

このようにアブラムシは増える仕組みを持っている害虫で、及ぼす被害も大きいのでとにかく拡大を抑えることが大切。
発生初期のわずかな段階で対処することが何より重要なのです。

アブラムシの具体的な防除法

まずはアブラムシの発生を少なくするため、日ごろの管理に気をつけます。
混み合った枝葉は軽く間引いて風通しをよくしておきます。
肥料が多すぎると新芽が多く出過ぎてアブラムシを呼び込むので、適量を与えましょう。

新芽や葉の裏側をよく見て、数匹程度であれば軍手をはめた指でつぶし水で洗い流します。
それだけでは防除が追いつかず、増殖スピードが速くなったら薬剤を使って一気にリセットするのが効果的です。

一般家庭では、ベニカXファインスプレー、オルトラン液剤・粒剤が使いやすいでしょう。ベニカXファインスプレーはそのまま直接スプレーできるので手軽です。

オルトランは浸透移行性で長く効き、繰り返し発生するのを防ぐ効果があります。
液剤は規定の希釈倍率で薄め、噴霧器で散布します。
粒剤は株元にまいておけば予防効果があるので初心者にもおすすめですが、すでに発生している場合は液剤が適します。

株に薬剤をかける場合は新芽、つぼみ、葉の裏側を重点的に噴霧します。
アブラムシは見えにくい場所に付くことが多いため、ていねいな散布を心がけましょう。

なお一時期、自然派の防虫対策として人気のあった木酢液は駆除効果がほとんどないことが分かっています。
スプレーしてもアブラムシは死なず、発生している場合の効果はないと思ったほうがよいでしょう。

独特のにおいが害虫をよせつけないという報告もありますが、過度に期待せず初期の捕殺と薬剤散布で対処するほうが現実的だと思われます。

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