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贅沢な空間でアートを味わって。エスパス ルイ・ヴィトン東京でリナ・バネルジーの個展を開催中

  • 2026.4.10
<small>Photo credits: Jérémie Souteyrat / Louis Vuitton<small></small></small> Hearst Owned

東京・表参道のエスパス ルイ・ヴィトン東京では、南アジア系ディアスポラのアーティスト、リナ・バネルジーの個展を2026年3月19日(木)~9月13日(日)まで開催中。本展は、エスパス ルイ・ヴィトンの設立20周年とフォンダシオン ルイ・ヴィトンの「Hors-les-murs(壁を越えて)」プログラム10周年という2つの節目を記念したもの。

1963年にインドのコルカタ(旧カルカッタ)に生まれたリナ・バネルジー。インドの多様な文化にルーツを持ち、ロンドンやマンチェスターでの生活を経て、7歳のときに家族と共に渡米。ケース・ウェスタン・リザーブ大学にて高分子工学を専攻したことで工学的な視点が生み出され、その後イェール大学で絵画・版画の修士号を取得、現在ニューヨークを拠点に活動中です。

<small>Photo credits: Jérémie Souteyrat / Louis Vuitton<small></small></small> Hearst Owned

作品の多くには、彼女が「熱帯地域」と呼ぶグローバル・サウス産の、綿糸やココナッツパウダーなど日常的な家庭用品の素材や、テキスタイル、ダチョウの卵、羽根、ガラスのシャンデリアといった、植民地主義の文化的・物質的な残滓を反映する要素が取り入れられています。絵画作品においては、歴史的なインドの細密画や中国の絹絵、アステカのドローイングなどからも着想を得ており、卓越した視覚的美しさを生み出します。社会的な分断や不正義を批判しながらも、常にユーモアを湛えているのが特徴で、各作品の長く詩的な物語のようなタイトルもまた、作品を構成する要素に。

<small>Courtesy of the artist and Fondation Louis Vuitton, Paris. Photo credits: Jérémie Souteyrat / Louis Vuitton</small><em> Hearst Owned

インスタレーションから彫刻、絵画にいたるまで19点の作品が展示される本展の中心となるのは、フォンダシオン ルイ・ヴィトンが初公開するコレクションの作品《In an unnatural storm a world fertile, fragile and desirous,polluted with excess pollination, hungry to seize an untidy commerce also gave an unknowable size to some mongrel possessions, excreted a promiscuous heritage, sprayed her modern love, breathed deeper than any one place arching her back threw new empire, religion, bathed in unseasonable hope to alter what could not be warm》(2008年)。ジュール・ヴェルヌの小説『八十日間世界一周』から着想を得ており、世界を巡る冒険の旅がもたらす驚異と危うさを表現しています。作品のコンセプト、構造、色彩や形状といった造形的な要素まで、彼女の創作活動の真髄を象徴。

人毛の国際取引とその政治的背景を扱った近作《Black Noodles》(2023年)と共に、コンセプトと造形の両面において本展の方向性を決定付ける注目作品となっています。

<small>Courtesy of the artist and Perrotin. Photo credits: Jérémie Souteyrat / Louis Vuitton</small> Hearst Owned

新作絵画シリーズでは、1900年以前のインド美術への深い造詣を基に、南アジアの素材やモチーフ、図像を融合させ、ヒンドゥー教の女神を想起させる女性像を表現。「自己」という存在が持つ、多面的で流動的、かつトランスナショナルな性質を映し出します。

観ている私たちに「あなたは誰なのか」を問い、バネルジー自身も「世界の中で何者なのか」を考えるという作品たち。移民としての彼女のアイデンティティが表現された世界観を、ぜひ味わってみてはいかがでしょうか。

リナ・バネルジー「”YOU MADE ME LEAVE HOME...」展
会期:2026年3月19日(木)~9月13日(日)
開館時間:12時~20時
会場:エスパス ルイ・ヴィトン東京
東京都渋谷区神宮前5-7-5 ルイ・ヴィトン表参道ビル 7F
休館日はルイ・ヴィトン 表参道店に準じる
入場無料
お問い合せ先/ルイ・ヴィトン クライアントサービス tel.0120-00-1854

※この記事は、2026年4月10日時点の内容です。

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