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スムージーは体にいい? 栄養士が解説

  • 2026.4.6
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※この記事は、海外のサイトで掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。>>『delish』のオリジナル記事はこちら

ブレンダーに材料を入れた後「スムージー 健康にいい」と検索したことがあるなら、それはあなただけではなさそう。私は栄養士として、この質問をいつも聞かれる。一部の人は色鮮やかなスムージーを思い浮かべて、それがヘルシーな生活の極みだと思い込んでいる。一方で、スムージーと聞くと「砂糖爆弾」という言葉を思い出し、逃げ出したくなる人もいる。栄養におけるほぼすべてのことと同じように、真実は白黒はっきりしたものではない。さまざまな意見が飛び交うなかで、つい何が真実なのか疑問に思ってしまう。あのカラフルな飲み物は健康への近道? それとも偽装した砂糖の罠? さっそくその真相を解き明かそう。

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スムージーはヘルシー? それとも砂糖たっぷり?

豊富な栄養を簡単に摂取する優れた方法になり得るスムージー。現実を見ると、一日に必要な果物や野菜の摂取目標を達成できている人はほとんどいない。米国疾病予防管理センター(CDC)の報告によると、十分な量を摂取しているのは成人の約10人に1人だけだそう。きちんと作られたスムージーはその不足分を補う助けとなり、濃縮された野菜や果物の摂取量にくわえ、豊富なビタミン、ミネラル、食物繊維を手軽に飲める形で提供してくれる。

ただし、すべてのスムージーが同じように作られているわけではない。市販の商品やジュースバーのスムージー(そして一部の自家製タイプ)の多くは添加糖を大量に含み、重要なマクロ栄養素が不足している可能性がある。スムージーは栄養価の高いおやつから、血糖値を乱高下させるデザートへと、あっという間に変わってしまう。重要なのは、自分のブレンド方法をしっかり管理すること。

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スムージーに何を入れるべき?

では、何を入れると「健康的な」スムージーになるの? 栄養ニーズは人それぞれ違うけれど、一般的には、主要な成分を組み合わせる必要がある。私はこれを「PFF」法と呼んでいる。PFFとは、たんぱく質(Protein)、脂質(Fat)、食物繊維(Fiber)のこと。よくできたキャッチーな名前なので、商標登録したほうがいいかもしれない。この3つが一緒に作用することで、消化を遅らせて満腹感を保ち、あの恐ろしい血糖値の急降下を防ぐのに役立つ。

たんぱく質を補うには、ギリシャヨーグルト、カッテージチーズ、絹ごし豆腐(否定する前に私を信じてぜひ試してみてほしい)、プロテインパウダー、または大さじ1杯のヘンプシードがおすすめだ。

健康的な脂質を取り入れるなら、スムージーにバターをひと切れ加えてみるのはどう? これは冗談だけど、重要なのは、脳機能やホルモン生成、特定のビタミンの吸収に不可欠な「健康的な脂質」に焦点を当てること。健康的な脂質を入れるとクリーミーさが増し、満腹感をもたらすのに役立つ。ナッツバター、アボカド、エキストラバージンオリーブオイルなどは優れた選択肢(繰り返しになるけれど、一度信じてみて。適切な組み合わせなら、これらを追加すると美味しくなる)。

さらに、腸内環境を整え、消化を助け、血糖値のコントロールに役立つ食物繊維に関しては、果物や野菜が頼りになる食材。ベリー類、ほうれん草、ケール、カリフラワー(絶対に味はしないから!)、洋ナシ、りんごなどを追加するのがおすすめ。オートミール、チアシード、白インゲン豆も食物繊維を補ってくれる。果汁だけでなく果物や野菜そのものを使うことで、その有益な食物繊維をすべて摂取できる。

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スムージーの潜在的なデメリット

体のためだったとしても、やり過ぎになってしまうことはよくある。気を付けるべきよくある間違いは以下の通り。

・糖分の罠にかかる
これが最大の落とし穴。フレーバーヨーグルトや甘味を加えた植物性ミルク、さらにはちみつ、アガベシロップ、メープルシロップまで、添加糖は至るところに潜んでいる。多少の甘さは問題ないけれど、過多は過多でしかない。果物の自然な甘みで十分満足できるようにしよう。種を取ったプルーンひと掴みや、完熟したバナナ1本など、精製糖を使わなくても十分な甘みは加えられる。

・分量を見誤る

分量に気を配らないと、スムージーはあっという間に高カロリーな飲み物になってしまう。バナナ1本、ナッツバター2分の1カップ、山盛りの果物を無造作に混ぜるだけで、300kcalの軽食をあっという間に800kcalの食事にしてしまう。目安としては、1~1.5カップの果物、たんぱく質、健康的な脂質、そしてすべてを混ぜ合わせるのに十分な水分を入れること。材料がそのままの状態で一度に食べきれる量を目安に考えよう。

・野菜を忘れる
つい果物に集中してしまうけれど、野菜を加えることで一気に栄養価が変わる。ほうれん草をたっぷりひと掴み加えれば、なめらかにブレンドされて、わずかなカロリー増で栄養価の大幅アップにつながる。野菜が苦手な人でも、冷凍のカリフラワーライスなら、味に敏感な人でも気が付かないくらい自然に溶け込む。これは健康増進の方もっとも手軽な方法の一つ。

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スムージーは健康的? 判決やいかに

答えはイエス。スムージーは間違いなく健康的であり、果物や野菜、そのほかの重要な栄養素の摂取量を増やすための、美味しくて効率的で楽しい方法になり得る。そのうえあるデータでは、スムージーを飲む人は飲まない人よりも果物や野菜を多く摂取する傾向にあることから、これは確実に大きなメリットだ。

結果を左右するのは、あなたの手とそのブレンダー。自然食品の食材に焦点を当て、たんぱく質、脂質、食物繊維のバランスをとるPFFメソッドに従うことで、健康目標をサポートする飲み物を作ることができる。結局のところ、スムージーはツールであり、重要なのはその使い方。さっそく美味しいスムージーをブレンドして、より優れた栄養摂取につながる一杯を心置きなく味わおう。

translation : Yumi Kawamura photo : Getty Images

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