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【吉岡里帆】インタビュー「内側から疼いていることがすごく重要」

  • 2026.4.2

InRed3月号にご出演いただいた吉岡里帆さん。ご出演する映画『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』への熱い思いをお伺いします。

PROFILE
よしおか・りほ/1993年1月15日生まれ、京都府出身。直近の出演作に、ドラマ「御上先生」「ひらやすみ」、Netflixドラマ「イクサガミ」、映画『九龍ジェネリックロマンス』など。映画『正体』では第48 回日本アカデミー賞 最優秀助演女優賞を受賞。現在、大河ドラマ「豊臣兄弟! 」に
慶役で出演中。

自分たちだけのピュアな想い出はたくましくて、美しい

3月に公開される出演映画『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』は、1970年代に生まれた日本のパンクシーンを描いた作品。この作品について話が及ぶと、言葉の熱量が少し変わった。
 
「田口トモロヲ監督と脚本の宮藤官九郎さんは、あの時代を実際に見てきて、とんでもない熱量とリスペクトを抱えているお二人。当時、渦巻いていたカルチャーを丁寧に楽しく観客に教えてくれる映画だと思います。キャストも含め、みんなパンクが好きで、音楽を愛している人たちばかりで、とても純度の高い現場でした。本当に名もない若者たちの、一瞬の燃えるような音楽への愛にあふれていて、不器用ながらに自分たちの手で音楽を作り、発信していく姿に胸を打たれました」

特に印象に残っているセリフがあるという。
 
「『ジュリー(沢田研二)のレコードも、うちらのレコードも一緒だよ』というシーン。ミュージシャンとカメラマンと印刷屋の娘がいれば音楽は世の中に出せる。あれは言っていて、本当に嬉しくなるセリフでした」
 
この映画を通じて、自分自身の表現について、改めて問い直すきっかけにもなった。
 
「パッションがいかに大事なのか。何事もやらされてやるわけじゃなくて、そして認められたいからやるのでもなくて、『もう表現したくて仕方ない!』と内側から疼いていることがすごく重要だということ。そのエネルギーは何よりも強くて、今一度、再認識させてもらった感覚です」

時代の流れを読んだり、求められているものを考えたりする場面は少なくない。それでも、根本にある“衝動”を手放さない。
 
「見てくれる人に向けて頑張ることは大事です。でも、それを目的にして逆算しすぎると、どこかでつまらなくなってしまう。想像していなかったくらいの熱量で戦う人が結果的にムーブメントを起こせるのかと。そのほうがかっこいいし、私はそうありたいなと今回感じました」
 
そして、こう締めくくる。
「自分たちだけのオリジナリティあるピュアな想いこそが、何より強くて美しいと思います」


映画『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』

田口トモロヲと宮藤官九郎が再タッグを組み、1978年、日本の音楽シーンを変え伝的なムーヴメントを起こした若者たちのたった1年を奇跡の映画化。3月27日より公開。
©2026「ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。」製作委員会

Model=Riho Yoshioka Photograph=Bungo Tsuchiya〈 TRON〉 Styling=Makiko Iwata Hair & Make-up=Shinobu Igari〈 BEAUTRIUM〉 Text=Hazuki Nagamine

※InRed2026年2月号より。情報は雑誌掲載時のものになります。
※画像・イラスト・文章の無断転載はご遠慮ください。

この記事を書いた人

長嶺葉月

ファッションや美容、ライフスタイルを切り口とした著名人へのインタビューで数々のファッション誌を中心に活躍。3度の飯と同じくらいネコが好き。

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