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歴史建築のレトロなシャンデリアの下で過ごす横浜のカフェ時間「CRAFT. 」

  • 2026.3.31

潮風が心地よい横浜の街並みに、時を止めたかのように佇む「BankPark YOKOHAMA」の1階にある「CRAFT.」。昭和初期に竣工した旧第一銀行横浜支店の重厚な意匠をそのまま活かした建物の中で、ランチや温かなお茶をいただけます。高い天井やトスカナ式と呼ばれる見事な円柱が並ぶ光景は、一歩足を踏み入れるだけで別世界へ誘われたかのよう。長い年月を経て大切に守られてきた空間で、心穏やかなひとときを過ごしてみませんか。

歴史建築のレトロなシャンデリアの下で過ごす横浜のカフェ時間「CRAFT. 」
歴史建築のレトロなシャンデリアの下で過ごす横浜のカフェ時間「CRAFT. 」

港街の重厚な建築物の中でふれる横浜の歴史

歴史建築のレトロなシャンデリアの下で過ごす横浜のカフェ時間「CRAFT. 」
横浜市認定歴史的建造物の旧第一銀行横浜支店の建物

クラシカルな意匠を残す大きなアーチ型の窓から柔らかな光が差し込むカフェダイニングレストラン「CRAFT. 」。優美な空間は、歴史の重みと開放感が心地よく共存しています。

歴史建築のレトロなシャンデリアの下で過ごす横浜のカフェ時間「CRAFT. 」
一歩踏み入れると歴史の一部に溶け込んだかのよう

店内を見上げると、2層吹き抜けの圧倒的な高さに驚かされます。8本のトスカナ式円柱が垂直に伸び、八角形の装飾が施された天井を支える様子は、まるで神殿のような荘厳さ。窓からは、横浜の街を行き交う人々や季節ごとに色を変える街路樹が、まるで額装された絵画のように映り込みます。

歴史建築のレトロなシャンデリアの下で過ごす横浜のカフェ時間「CRAFT. 」
植物のグリーンがよく映える

ほんのりと灯るシャンデリアのもと、時計の針が少しだけゆっくりと進むような、不思議な静寂に身を委ねることができます。

つい使ってみたくなる暮らしを彩る日本各地の美しい工芸品

歴史建築のレトロなシャンデリアの下で過ごす横浜のカフェ時間「CRAFT. 」
ゆったりとしたギャラリー

店内はカフェとともに、セレクトショップやギャラリー、生花店が併設されています。棚に並ぶのは、日々の「衣食住」を慈しむ品々。福島の職人が手がけるアルミの箸は、驚くほどの軽さと鮮やかな色彩が指先に馴染みます。

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人気の会津塗のカップ「NODATE Mug」やアルミの箸「irogami」

カフェでも使用されている会津塗のマグカップは、伝統の技術を現代のライフスタイルに落とし込んだ逸品です。木目を生かした漆の風合いと、ヘラジカの革紐をあしらった実用的なデザインが特徴で、手にするたびに木の温もりが伝わり、キャンプなどのアウトドアに持ち出したくなるような遊び心が感じられます。

歴史建築のレトロなシャンデリアの下で過ごす横浜のカフェ時間「CRAFT. 」
お土産にもおすすめの品々が並ぶ

他にも能登のハーブ農園で大切に育てられたハーブを使ったブレンドティーや、イタリアのチョコレート、デンマークのクッキー缶などの国境を越えて選び抜かれた品々が静かに並びます。

歴史建築のレトロなシャンデリアの下で過ごす横浜のカフェ時間「CRAFT. 」
併設のフラワーショップ

展示されている工芸品を手に取ってみたり、スタッフから生産者のストーリーを聞いたりする時間は、自分自身の暮らしを見つめ直す豊かなきっかけにもなりますよ。

土地の力をいただく、からだに優しいひと皿

歴史建築のレトロなシャンデリアの下で過ごす横浜のカフェ時間「CRAFT. 」
「こだわり一汁三菜ランチ」(2200円)※内容は季節によって変更あり

料理の主役は、日本全国の生産者が情熱を注いで育てた食材です。資源を大切にする「サーキュラーエコノミー」の考え方を軸に、素材の持ち味を余すところなく引き出した献立が並びます。一日20食限定の「こだわり一汁三菜ランチ」は、まさにその象徴。季節感たっぷりに素材の美味しさがいただけます。

歴史建築のレトロなシャンデリアの下で過ごす横浜のカフェ時間「CRAFT. 」
旬の野菜たっぷり

取材時は横浜で採れた旬の野菜を中心に、新潟県産のコシヒカリともち麦を合わせたご飯、室町時代から味噌作りが続く千葉県佐倉市の伝統的な味噌を使ったお味噌汁でした。塩麹のドレッシングが素材の甘みを引き立て、ひと口ごとに体が整っていくような、優しく滋味深い味わいです。販売している会津塗のお椀やアルミニウムのお箸など、使い勝手がよく、美しい器でいただけるのも魅力です。

伝統の甘味と黄金色に輝く釜炒り茶の香り

歴史建築のレトロなシャンデリアの下で過ごす横浜のカフェ時間「CRAFT. 」
日本橋榮太楼「名代 きんつば」とドリンク(1,200円)

食後のひとときを彩る甘味には、江戸時代から続く日本橋の老舗「榮太樓總本鋪」の「名代 きんつば」が用意されています。あわせるお茶は、熊本県下田茶園の無農薬「釜炒り茶」。400度の高温で一気に煎り上げるこのお茶は、茶葉が釜の中でパチパチと弾ける音から生まれる「釜香(かまか)」という独特の芳ばしい香りが持ち味です。

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香りのいい「釜炒り茶」

かつて武家屋敷の生け垣としても育てられていたというこの地域のお茶の記憶を辿るような、歴史のロマンを感じる一杯。透明感のある黄金色のお茶は差し湯も可能で、二煎、三煎と変化する香りをゆっくりと楽しむことができます。

新しい日常のきっかけをくれる時を重ねた美しさ

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ことりっぷ

「CRAFT. Table」に集まるのは、確かな技術で裏打ちされた「本物」です。重厚な壁に囲まれ、職人の手仕事が施された器を使い、大地の恵みをいただく。その一連の流れは、慌ただしい日常で忘れがちな「丁寧に暮らすこと」の大切さを思い出させてくれます。銀行として多くの人の想いが交差した場所で、新しい価値観と出会うひと時を過ごしてくださいね。

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