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横浜の記憶に触れる。レトロビルで見つけた気になるカフェ5選

  • 2026.4.22

かつての面影を今に伝える意匠や、異国の情緒が漂う横浜の街並み。時代の移ろいを見守り続けてきた美しい建築が点在し、重厚な石造りの壁や使い込まれた階段のタイル、窓から差し込む柔らかな光など、古い建物が持つ独特の空気感は、訪れる人の心をふわりと解きほぐしてくれるようです。今回は、そんな歴史ある建物の中に店を構える、異国のバザールを彷彿とさせる紅茶専門店や港の汽笛が遠くに聞こえる隠れ家のようなカフェを5軒ご紹介します。古き良き横浜の香りに包まれながら、お気に入りの一杯とともに静かな午後のひとときを過ごしてみませんか。

横浜の記憶に触れる。レトロビルで見つけた気になるカフェ5選
横浜の記憶に触れる。レトロビルで見つけた気になるカフェ5選

歴史的な建造物の気品に包まれる「カフェ ドゥ ラ プレス」

横浜の記憶に触れる。レトロビルで見つけた気になるカフェ5選
「記者の集まるパリのカフェ」をイメージした店内

まるで外国映画のワンシーンのような優雅な空間が広がる「カフェ ドゥ ラ プレス」。日本大通りに面して立つ「横浜情報文化センター」の2階にあり、昭和4年に旧横浜商工奨励館として建てられた重厚な建築が、当時の面影を今に伝えています。大理石の太い柱やシャンデリア、丸みを帯びたアーチ型の梁など、歴史を刻んだ内装は訪れる人を古き良き時代へと誘います。

横浜の記憶に触れる。レトロビルで見つけた気になるカフェ5選
ランチのキッシュ

窓の向こうには、「ジャックの塔」として親しまれる神奈川県庁や、季節ごとに色を変えるイチョウ並木が美しい絵画のように映し出されます。エスプレッソとスチームミルクが別々のカップで供される「記者たちのカフェ」のほか、ランチやスイーツとともに贅沢な時間が静かに流れていきます。

港町の風が吹き抜ける界隈に佇むアイスチュロスの店「Gold Chillin’」

横浜の記憶に触れる。レトロビルで見つけた気になるカフェ5選
港町らしい佇まいの面影が残る

白い外壁に映える青色の窓枠が、いかにも港町らしい風情を醸し出す「Gold Chillin’(ゴールドチリン)」。豪華客船飛鳥Ⅱなどが入港する大さん橋へと続く道沿いに、時を止めたかのように佇むレトロな一軒家です。外に向かって押しだすタイプの窓には、昔ながらの金具がつかわれ、積み重ねられた歳月の深さを感じさせます。

横浜の記憶に触れる。レトロビルで見つけた気になるカフェ5選
「チュロス&アイスクリーム」(1300円/3個セット)

広々としたカウンターでオーダーするのはチュロスです。オーナーがメキシコで出会った味を再現したというアイスチュロスは、揚げたての温かいチュロスに、冷たいアイスクリームをたっぷりとはさみます。温かさと冷たさが口の中で溶け合い、昔から親しまれ続けてきた味はどこか懐かしい味わい。店内のカウンターでレトロな気分と一緒にぜひ味わって。

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温かいチョコレートソース付きの「チュロスボックス」(1800円)「カフェラテ」(650円)

バリスタが挽きたての豆で淹れる一杯は、香り豊かでお菓子との相性も抜群です。かつての横浜の面影を残す小さな建物の中で、揚げたての香りとコーヒーの薫香に包まれるひととき。古いビルが刻んできた静かな時間に思いを馳せていると、いつの間にか日常の忙しなさが消えて、おだやかな気分で過ごせますよ。

異国情緒あふれるティータイム「錫蘭紅茶本舗 sinha」

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レトロなショーケースにスコーンや焼き菓子の並ぶ店頭

馬車道の裏通り、みなとみらいの喧騒から少し離れた場所にある「錫蘭紅茶本舗 sinha」の1階はまるでスリランカのバザールにでも迷い込んだかのよう。象の置物や色鮮やかなポスター、スリランカの茶器が並び、緑豊かな観葉植物が異国の旅情をさらに誘います。アンティークのサモワールに囲まれて過ごす時間は、日常を忘れさせてくれる特別なひとときです。

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手づくりのスコーンをスリランカの紅茶で

こちらの自慢は、スリランカの農家から直接買い付けた新鮮な茶葉で淹れるセイロンティー。丁寧に淹れられた一杯は、口に含んだ瞬間に豊かな香りが広がります。自家製のスコーンとともに楽しむ「クリームティー」は、サクッとした食感のスコーンに、風味豊かな紅茶が寄り添います。横浜の片隅でスリランカの風を感じる午後は、忘れかけていた旅の記憶を呼び起こすようです。

窓辺で港の汽笛と抹茶を嗜む「cafe&shop kaguya」

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港町特有のノスタルジックな雰囲気

神奈川県庁のそば、タイル張りの階段が美しい築90年ほどのレトロビル。その2階にある「cafe&shop kaguya」は、港町特有のノスタルジーを色濃く残すカフェです。白い壁にアンティークの家具が配された店内は、驚くほど静か。大きく取られた窓からは大さん橋を望むことができ、時折聞こえてくる船の汽笛が、ここが港であることを静かに伝えます。

横浜の記憶に触れる。レトロビルで見つけた気になるカフェ5選
「ベイクドチーズケーキ」(550円)「アイス抹茶ラテ」(750円)

京都・宇治の小島製茶から届く有機肥料・低農薬の抹茶を形式にとらわれず自由に楽しめるのが魅力です。コンデンスミルクを添えた濃茶や、クリーミーな抹茶ラテは、「ベイクドチーズケーキ」との相性も抜群。港の風景とともに味わうお茶の時間は、慌ただしい日常から離れたい時に最適です。

運河を眺めて過ごす開放感あふれるカフェ「Vee Sweets CAFE YOKOHAMA」

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天井は約4mの高さ

昭和初期に建設された「萬國橋ビルディング」を復元した建物の1階にある「Vee Sweets CAFE YOKOHAMA(ヴィー スイーツカフェヨコハマ)」。かつては横浜港の港湾運送の拠点としてにぎわいを見せたエリアで、往時のクラシカルな雰囲気をそのまま感じられます。窓は天井まで届くほど高く、窓辺のカウンターから万国橋を眺めているひとときは、異国の情緒に包まれます。

横浜の記憶に触れる。レトロビルで見つけた気になるカフェ5選
左からチョコミント、「ショートケーキ」(748円)抹茶「グレーズドーナツ」(495円)「抹茶ラテ」(680円)

看板商品は、100%プラントベース&グルテンフリーのスイーツ。ドーナツなどの焼き菓子に豆乳ベースの抹茶ラテを合わせるのもおすすめです。みなとみらいや赤レンガ倉庫にも近い観光スポットでありながら、ゆったりと過ごせる隠れ家です。

レトロなビルは扉を開けるたびに、少しだけ日常を忘れて旅をするような感覚に浸れます。横浜を訪れたら、こうしたカフェに立ち寄って自分を甘やかすひとときを過ごしてはいかがでしょうか。

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