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年収800万円の38歳男性「4500万円の住宅ローンを組みたい」→審査するも“否決”…後日、発覚した“意外な原因”に驚愕【元銀行員は見た】

  • 2026.4.23
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

収入も十分、他のローン契約もなし。一見すると審査に落ちる理由は見当たりません。

しかし、審査結果は「否決」――。結果として、Aさんはマイホームの購入を諦めることに。

Aさんが審査に落ちてしまった原因は、見落とされがちな「スマホ端末料金の滞納」でした。

住宅ローン審査のカギを握る「個人信用情報」とは

銀行で住宅ローンの相談を受けた場合、まずは「融資が可能であるか」「いくらまで融資できるか」を判定するため、「個人信用情報」を開示します。

個人信用情報とは、ローンやクレジットの利用履歴・支払い状況など、お金に関する取引記録です。

たとえば、契約したカーローンの支払いが滞って延滞が発生している場合、いわゆる「ブラックリスト」入りとなり、数年間は新規のローン契約ができなくなるケースも。

また、すでにいくつかのローンがあれば、年収と照らし合わせながら新たに融資可能な金額を判定します。

「個人信用情報」の開示は、銀行が「お金を貸しても問題ない人物であるかどうか」を判断するための重要な審査の1つなのです。

「借金がなければ大丈夫」は間違い!落とし穴は「スマホ端末料金の滞納」

住宅ローンを組む際は、年収が十分にあり、その他に大きな借り入れがなければスムーズに審査が進むと思われがちです。

しかし、冒頭で紹介したAさんは、個人信用情報を開示した時点で審査に落ちてしまいました。

その原因は、「スマホ端末料金の滞納」。

実は、端末の分割払いは「割賦料金」に該当するため、ローン契約と同じ扱いになります。

そのため、支払いが遅れるとローンやクレジットカードの滞納と同様に、信用情報に傷をつけてしまうことも。

基本料金や通話料の滞納のみでローン審査に落ちる可能性は低いですが、月々の引き落とし項目に「端末の分割払い」が含まれている場合には注意が必要です。

Aさんは安定した職業・収入で支払い能力が十分あったにもかかわらず、不注意による「端末の分割払い」の支払い遅れが原因で、憧れのマイホーム購入を見送ることになってしまったのです。

スマホ端末の分割払いは「ローン契約」と同じ!

高額なスマホを購入する際は、端末の分割払いプランを選択する人も少なくないでしょう。

しかし、先述の通り、端末の分割払いは「ローン契約」の1つ。

マイホームの購入を検討している人は、小さな支払いの遅れがローン審査に影響する可能性があることを意識しておくとよいでしょう。


ライター:元銀行員・ikebu

元銀行員・行政書士資格保有の金融・法律ライター。一種外務員資格(証券外務員一種)、行政書士資格を保有。

大学では法学部・法律学科に在籍し、卒業後は地方銀行に入行。個人リテール業務において、投資信託・生命保険商品の販売を中心とする資産運用のサポートのほか、住宅ローンや相続などの幅広い業務に携わる。

法人営業では、事業性融資や法人向けの運用商品販売を担当。現在は金融・法律ジャンルを中心にライターとして活動。銀行員時代の経験や保有資格を活かし、専門的な内容を分かりやすく丁寧に解説することを得意とする。