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【素朴な疑問】イカは生で売られているのに…「タコ」が茹でて販売されるのはなぜ? 刺身用でも加熱される理由とおいしい見分け方

  • 2026.3.22

タコだけ、どうして最初から茹でてあるの?

タコとイカ、売られ方に違い!?
タコとイカ、売られ方に違い!?

スーパーの生鮮売り場に並ぶ鮮魚やイカ。そのほとんどが生の状態で陳列されている中、タコだけはなぜか「茹でた状態」で販売されていることが一般的です。刺身用として売られているものでさえ、赤く色づいているのは一体なぜなのでしょうか。そこには、タコ特有の「下処理の大変さ」と、加熱することで劇的に増す「旨(うま)味」の秘密がありました。タコの種類ごとの賢い選び方とともに解説します。

家庭では至難の業? 「ぬめり取り」という高い壁

スーパーで主に並んでいるのは「マダコ」という種類。タコがそのままの姿で販売されない最大の理由は、下処理に膨大な手間がかかるからです。

くちばしや目、はらわたの除去はもちろん、最も過酷なのが「ぬめり取り」。塩を振って力強く揉(も)み、水で洗い流す工程を、ぬめりが完全になくなるまで何度も繰り返さなければなりません。足を一本ずつ丁寧に揉み洗う作業はかなりの重労働。これを家庭で一から行うのは、現実的ではないという背景があります。

茹でることで「旨味」が凝縮されるマダコ

生ではなく茹でて販売するもう一つの理由は、その方が圧倒的に「美味(おい)しくなるから」です。

生のままだと皮が硬いマダコですが、茹でることで適度に柔らかくなります。さらに、塩茹でにすることで身が引き締まり、歯切れが良くなるだけでなく、旨(うま)味がギュッと凝縮されます。

刺身用であっても一度加熱されているのは、この「最高の状態」を消費者に届けるための工夫なのです。

「生」で食べたいなら、狙うべきはミズダコ

とはいえ、「どうしても生のタコが食べたい!」という時もありますよね。そんな時に選ぶべきは、マダコではなく「ミズダコ」です。ミズダコは、水分を多く含み、生の状態でも身が柔らかく、甘みが強いのが特徴です。おすすめの食べ方は、生のまま薄く切った刺身や、タコしゃぶにするのが、ミズダコのトロッとした食感を活(い)かす最良の方法といえます。

タコには種類ごとに適した食べ方があります。おなじみの「茹でタコ」は職人の技が詰まった完成品。料理に合わせて、上手に使い分けてみてくださいね。

(LASISA編集部)

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