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【50代の大阪旅】歌舞伎俳優・中村隼人さんも絶賛の「妙心寺禅の継承」展&「OMO7大阪by星野リゾート」でなにわラグジュアリーを体感

  • 2026.3.21

こんにちは、奈良在住の編集者・ふなつあさこです。今回は、大阪・天王寺エリアへ。大阪市立美術館で開催中の特別展「妙心寺 禅の継承」(4月5日・日まで)と、なにわ文化を楽しく満喫できる「OMO7大阪 by 星野リゾート」をご紹介!

日本美術を代表する、安土桃山時代の絢爛豪華かつ大迫力の寺宝が大阪市立美術館に集結した妙心寺展では、禅に興味があるという歌舞伎俳優の中村隼人(はやと)さんが音声ガイドナビゲーターを務めています。

そんな大阪市立美術館から徒歩15分ほど、JR&南海電鉄・新今宮駅、大阪メトロ・動物園前駅からすぐの場所にあるOMO7大阪 by 星野リゾートは、旅の目的になるようなエンタメ性たっぷりの大型ホテル。

泊まるからこそ楽しい大阪旅へ、Bon voyage♪

絢爛豪華も侘び寂びも 禅の美に没入

「妙心寺 禅の継承」展は、第二世として初期の妙心寺を整備し、基礎を築いた興祖・授翁宗弼(じゅおうそうひつ=微妙(みみょう)大師)の六百五十年遠諱(おんき)を記念して企画された特別展。

重要文化財 狩野山楽「龍虎図屏風」桃山時代(17世紀)妙心寺

京都市花園にある妙心寺は、臨済宗妙心寺派の大本山。“禅”というと渋いイメージがありますが、展示室に足を踏み入れるや、「妙心寺屏風」とも呼ばれる特大サイズの屏風画の豊かな彩色に圧倒されます。

「授翁宗弼坐像」南北朝時代(14世紀)滋賀・妙感寺

鎌倉時代末期、花園天皇が自らの離宮を、関山慧玄(かんざんえげん=無相(むそう)大師)を開山(寺院を創始した僧侶)として禅寺に改めたのが妙心寺の始まり。関山の唯一の弟子が授翁です。以来、妙心寺の法統は、師から弟子へ連綿と受け継がれてきました。

写真右から、授翁宗弼「是日已過(このひすでにすぐ)」南北朝時代(14世紀)妙心寺、授翁宗弼「少水魚有楽(しょうすいのうおにたのしみあり)」南北朝時代(14世紀)天授院

師の関山と同様、授翁もまたその足跡は明らかではなく、ゆかりの品も多くはないそう。そんななか伝えられている墨蹟。

右の「是日已過、命亦隨減、如少水魚、斯有何楽(一日はすでに過ぎ、命もまた減った。涸れゆく水のなかの魚のように、何を楽しみに生きるのだろう)」というお経の一節に対し、授翁は「少水魚有楽(少ない水の中にだって楽しみはある)」としたためています。

“過ぎた時間を惜しむより、あるなかで楽しむべし”ということなのだと思います。大人世代にこそ刺さる名言!

写真右から「欠伸布袋図」僊厓義梵(せんがいぎぼん)筆、江戸時代(19世紀)福岡・幻住庵、「達磨像」白隠慧鶴(はくいんえかく)筆、江戸時代(18世紀)大分・萬壽寺

禅では「風狂」がひとつの理想とされています。ざっくりいうと、常識にとらわれない型破りな言動で、逆に真の悟りに近づこうという、ぶっ飛んだアプローチです。

だからこそ、一休さんのトンチの元ネタともいえる「禅問答」や、禅宗のお坊さんたちの描くファニーな禅画が生まれたのではないかと思います。

重要文化財 長谷川等伯(とうはく)「枯木猿猴図(こぼくえんこうず)」桃山時代(16〜17世紀)京都・龍泉庵

妙心寺には、桃山時代を代表する画人・長谷川等伯の重要作品もいくつか伝えられています。

もっふもふの手長猿と、粗いタッチで描かれた樹木。どちらも筆と墨だけで描いてるのに、なんという表現力。

余白には金泥が塗られているそうで、モノトーンなのに立体感を感じさせます。

特別展示にAR、グッズ、限定スイーツと目白押し!

重要文化財 狩野山楽・山雪 「竹林猛虎図襖」(部分) 江戸時代 寛永8年(1631) 京都・天球院

大きな山門や仏殿、法堂を中心にして約40もの塔頭寺院が並ぶ妙心寺の寺宝がずらりと出陳されている今回の特別展のなかで「特別展示」と銘打たれているのが、妙心寺の塔頭(たっちゅう)・天球院の襖絵。天球院の方丈南側3室が再現されているんです!

音声ガイドで「禅に興味がある」と語っていた中村隼人さんも、狩野派の至宝ともいわれる金碧障壁画をバックにどこか興奮気味!

そんな隼人さん、2026年5月をもって閉場が決まっている大阪・道頓堀の「大阪松竹座」で開催される「大阪松竹座さよなら公演 御名残四月大歌舞伎」(4月3日・金~26日・日)、「御名残五月大歌舞伎」(5月2日・土~26日・火)に出演されるとのこと。こちらもぜひ!

「千手観音坐像」南北朝時代(14世紀)滋賀県・妙感寺

さらに特別展示がもうひとつ! 微妙大師(授翁)ゆかりの滋賀・妙感寺からご本尊がいらしています。

写真右、手前から「小型武具」豊臣棄丸所用 桃山時代(16世紀)妙心寺、「倶利迦羅龍守刀」豊臣棄丸所用 外装:桃山時代(16世紀)刀身:鎌倉時代(13世紀)妙心寺、写真左「豊臣棄丸坐像」桃山時代(16世紀)京都・隣華院、

そんな大迫力の特別展のなかで、空気が変わるのが豊臣秀吉の長男・鶴松(棄丸)ゆかりの展示。

鶴松は秀吉が53歳のときにようやく恵まれた長男でしたが、数え年3歳にして夭逝してしまうんです。我が子の像を見て、ひとり涙する秀吉を勝手に想像してしまいました。

さて、気を取り直して。

今回の特別展、すごいのは展示だけではありません。エントランスホールには、妙心寺・法堂の天井に描かれた、狩野探幽(たんゆう)の傑作「雲龍図」(重要文化財)がARで体験できます。

趣向を凝らしたグッズも要チェック。長谷川等伯「枯木猿猴図」に登場する猿をイメージした、ふわふわのぬいぐるみポーチは完売! 会場で予約販売を受け付け中とのこと。

ミュージアムカフェ「ENFUSE 大阪」には、妙心寺の襖絵からインスパイアされたコラボスイーツ「カカオとオレンジの錦玉羹」が、特別展期間中限定で登場。

今回の特別展は、安土桃山から江戸初期の作品が中心。その頃といえば、南蛮貿易が盛んだった時代です。そんな時代背景とリンクした、洋の素材を和菓子に落とし込んだ絶品です!

“泊まる”がエンタメに! 「OMO7大阪 by 星野リゾート」

大阪のシンボルといえば通天閣! 大阪市立美術館から通天閣のある新世界を抜けたところにあるのが、OMO(おも)7大阪。

宿泊させていただいたお部屋の窓からは……

通天閣がドーン!

アメニティは、大阪の老舗化粧品ブランド「クラブコスメチックス」のもの。

初代・通天閣の天井画には、同社の前身である中山太陽堂のクラブ化粧品の広告画が描かれていたそう。現在の通天閣にもその復刻画があるので、真下に入って見上げてみてください!

2Fの「OMOダイニング」で夕食に「OMOたこ焼きつけ麺」をいただきました。つけだれの隠し味は、ソース! 絶妙にマッチしていました。

ディナーのあとは、大阪をテーマにしたネオンアートに彩られたガーデンエリア「みやぐりん」で開催している宿泊客限定のアクティビティ「OSAKA PIKAPIKA NIGHT」へ!

「PIKAPIKA横丁」でしか味わえない、たこ焼き発祥の「会津屋」の限定メニュー「OMOラヂオ焼き〜味噌ホルモン〜」や「上方ビール」、季節のデザートなど「なにわうまいもんグルメ」でお祭り気分に。

射的やピンボールで遊ぶこともでき、童心に返ってキャーキャー言ってしまいました。景品は、大阪の駄菓子です。

吉本興業の芸人さんによるお笑いライブを楽しみ、さらにホテル壁面を使った巨大なビンゴまで!

当たりました、ビンゴ。この日のライブを担当した「チャイルドプリンス」のおふたりと記念写真。ビンゴの景品は……ナイショです!

たっぷりナイトタイムを楽しんだあとは、みやぐりんの一角にある温浴棟「湯屋」でバスタイム。モダンアートのようなお風呂の天井からは月が見えていました。

ファミリーはもちろん、友だちと訪れても楽しいだろうな〜! と思いつつ、ライトアップされた通天閣を眺めながらおやすみなさい。

ディープな大阪を“OMOレンジャー”が徹底ガイド

なにわを満喫できるアクテビティが多数用意されている、OMO7大阪。要予約の館外アクティビティのなかから朝イチに開催されている「ええだし出てますわツアー」に参加することに。

フレンドリーな距離感でガイドしてくれる、ご近所を知り尽くしたOMOレンジャーさんと訪れたのは、OMO7大阪から徒歩15分ほどのところにある「大阪木津卸売市場」。

関西の「だし文化」について、鰹節や昆布などのお店をめぐりながら学んでいきます。ショッピングも楽しめますよ。

朝活から戻り、OMOダイニングのビュッフェへ。だしを味わえるメニューがライブキッチンで用意されているのも、OMO7大阪ならでは。

肉吸いやだし巻き卵などの和メニューと、つい、食べたくなってしまった洋メニュー、そしてミックスジュース。まさに「Morning Specialties」!

ちなみに、3月からは新コンテンツ「うまいもんは任せてや! なにわ食い倒れガイド」の提供がスタート。新世界などOMO7大阪周辺でランチやお茶、ディナーしたいけど……という方は、OMOレンジャーにお任せ。

ほんとに詳しくて、しかも実際食べに行ってるので確かな情報を得られますよ〜! 大阪といえばのタイガーコスプレもできます!

何日もここで遊んでいたような、お腹いっぱいな気分になったOMO7大阪。またいつか、通天閣越しの朝焼けも見られるといいな〜。

この記事を書いた人

編集者 ふなつあさこ

ふなつあさこ

生まれも育ちも東京ながら、幼少の頃より関西(とくに奈良)に憧れ、奈良女子大学に進学。卒業後、宝島社にて編集職に就き『LOVE! 京都』はじめ関西ブランドのムックなどを手がける。2022年、結婚を機に奈良へ“Nターン”。現在はフリーランスの編集者として奈良と東京を行き来しながら働きつつ、ほんのり梵妻業もこなす日々。

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