1. トップ
  2. お仕事
  3. 間違った日本語を使う保育士「自由であるべき」と逆ギレ → ママ「せめてプールは」正論に『赤っ恥』

間違った日本語を使う保育士「自由であるべき」と逆ギレ → ママ「せめてプールは」正論に『赤っ恥』

  • 2026.3.20

日本語には様子を表現する言葉のひとつにオノマトペがあります。“ザーザー”や“キラキラ”など目や耳で直に感じるものもあれば、目には見えない“イライラ”などもそのひとつです。しかし中には変わった表現をする人もいるようで……今回は私のお客様の、言葉にまつわるエピソードをご紹介します。

変わった保育士

私は保育士として保育園に勤務しています。子どもたちの笑顔や成長に触れる時間は、何よりの喜びです。そんな職場に、少し風変わりな先生Aがいます。

Aはオノマトペを逆にして伝える癖があり、「ふわふわ」を「わふわふ」、「ギザギザ」を「ざぎざぎ」などと言い換えるのです。園児たちは面白がる一方で、私や周りの職員はどこか違和感を覚えていました。

Aの暴走

同僚や先輩が注意しても、Aは「音の聞こえ方は人それぞれ。古来からの音に縛られるのはおかしい。自由な感性が育たない」と持論を主張。自由さを強調する態度に、次第に周囲は注意を諦めてしまいました。

Aの行動はやがて保護者からも疑問の声が上がり、園長が直接注意する事態に。しかし一時的に大人しくなるものの、しばらくするとまた奇妙な言葉を使い始めるA。

しまいには「コタツ」を「こたこや」や「給食時間」を「食べ食べ」と呼ぶなど、オノマトペ以外の単語までアレンジするようになっていったのです。

保護者の直談判

ついにある日、一人の園児の母親がAに「正しいオノマトペを使ってほしい」と直談判しました。ところがAはいつもの「もっと自由に」と反論。母親はあきらめることなく、「せめてプールはプールのままで」と強く訴えました。

それでも折れないAに、母親は最後の一言を投げかけたのです。「先生はプールをプープと教えていますが、それは英語でうんちの意味なんです。これだけは絶対に正しくしてください」

この指摘にはさすがのAも反論できず、「分かりました」と受け入れるしかありませんでした。

忘れられない存在になりたい

それ以来、Aは「ふわふわ」「コタツ」「プール」と普通の日本語を使うように。後に変わった言葉を使っていた理由を尋ねると、「園児の記憶にいつまでも残る先生でいたかった」と語っていました。

園児に忘れられたくない気持ちは理解できますが、やり方があまりに独特で周囲を困惑させたA。自由な表現ももちろん必要ですが、正しく言葉を伝えることの大切さを改めて実感せずにはいられませんでした。

【体験者:30代・女性公務員、回答時期:2026年3月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:桜井ひなの
大学卒業後、金融機関に勤務した後は、結婚を機にアメリカに移住。ベビーシッター、ペットシッター、日本語講師、ワックス脱毛サロンなど主に接客領域で多用な仕事を経験。現地での出産・育児を経て現在は三児の母として育児に奮闘しながら、執筆活動を行う。海外での仕事、出産、育児の体験。様々な文化・価値観が交錯する米国での経験を糧に、今を生きる女性へのアドバイスとなる記事を執筆中。日本でもサロンに勤務しており、日々接客する中で情報リサーチ中。

元記事で読む
の記事をもっとみる