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酒粕が再び酒になる“循環型酒づくり”から誕生した日本酒「廻」発売!酒蔵と農家の挑戦

  • 2026.3.13

福井県大野市に本社を構える南部酒造場は、地元農家・旭農園と共同で取り組む「循環型酒米プロジェクト」から誕生した日本酒 純米大吟醸「廻(めぐり)」720ml・2,200円(税込)を3月17日(火)に発売する。

「廻」は、南部酒造場の日本酒「花垣」の特約店および直営店、公式オンラインショップにて数量限定販売。次回は来年3月に発売予定だ。

酒粕が再び酒になる「循環型酒米プロジェクト」

南部酒造場ではこれまで、酒粕を奈良漬けや食品原料として活用してきたが、「酒粕を地元の中で循環させられないか」という思いから新たな挑戦をスタート。そのパートナーとなったのが、大野市蕨生地区で特別栽培米づくりを行う旭農園だ。

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旭農園が自社開発した酒粕散布機[/caption]

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酒粕が撒かれた田んぼ[/caption]

同プロジェクトでは、酒づくりで生まれた酒粕を肥料として田んぼへ散布し、その田んぼで酒米「五百万石」を栽培。収穫した酒米を南部酒造場で醸造し、日本酒として再び地域へ還すという循環を生む。

また、同プロジェクトでは、農家と酒蔵が互いの現場を共有する取り組みも実施。2025年秋に酒粕肥料で育てた酒米を収穫し、冬には、旭農園の旭政一氏が酒蔵を訪れ、自ら育てた酒米を使った仕込み作業を体験した。

酒米の生産者と酒の造り手が同じ現場で作業を行うことで、「米づくり」と「酒づくり」の距離を縮める試みとなった。

酒づくりの副産物を「次の原料」へとつなぐこの取り組みは、単なる商品開発や環境配慮だけでなく、地域の農業と酒づくり、地域資源を結ぶ新しいモデルを目指すものだ。

純米大吟醸「廻」

2025年春に始まった同プロジェクトは、酒粕散布、酒米栽培、収穫、仕込みを経て、ついに1本の酒として結実。純米大吟醸「廻」が誕生した。商品名には「人・米・酒がめぐる」という意味が込められている。

また、エコボトル、再生紙ラベル、水なし印刷を採用し、ボトルやラベルにいたるまで環境に配慮している。

「廻」は、酒粕米「五百万石」100%使用、精米歩合50%、アルコール分16度だ。

南部酒造場と旭農園

南部酒造場は、創業1733年、江戸時代より続く老舗酒蔵。「いのち みのり いのり」を理念に地域とともに酒づくりを続けている。

明治34年に酒づくりを開始し、ふくよかで華やかな味わいの酒は「花垣」と命名され、昭和8年には献上酒にも選定。現在も鑑評会などで高い評価を受けている。

旭農園は、親子二代で営む兼業農家。約10種類の銘柄米を栽培し、全国コンクールでの金賞受賞歴もある。GAP認証や最新農業技術の導入により、品質と効率を両立させた米づくりを行っている。

酒粕が、再び酒になる。地域資源の循環をテーマにした日本酒「廻」を味わってみては。

■純米大吟醸 廻(めぐり) 原料米:酒粕米 五百万石100% 精米歩合:50% アルコール分:16度 容量:720ml 価格:2,200円(税込) 発売日:3月17日(火) 販売:花垣特約店、花垣直営店、公式オンラインショップ 仕様:環境配慮仕様(エコボトル・再生紙ラベル・水なし印刷) ※限定数量販売。次回は来年3月発売予定

公式オンラインショップ:https://hanagaki-store.com

(Higuchi)

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